二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.118 )
- 日時: 2011/08/14 22:42
- 名前: 猫科の犬 (ID: UDcUxrh6)
- 参照: http://www.pixiv.net/member.php?id
石版が鍵を欲している。
石版の封印が解けた今鍵を欲していた。
それぞれの世界でも黒い穴が空に出現している。
ポップスター
ここに住んでいる、城に残っているワドルディ達は空を見上げている。
カービィと戦ってきた敵達も空を見上げている。
黒い穴。ブラックホールを見上げている。あれは何なんだろうと見上げていた。
ホロビタスター
ここにある遺跡にも変化がおきている。
昔から変わらないトラップが作動しなくなっていた。
ブラックホールが現れたから。
ウルルンスター
青い綺麗な海は嵐のように波が荒かった。
おだやかな波ではない。ものすごく荒れている。
ここにもブラックホールが出来ている。
コレカラスター
育ち盛りの植物達が枯れている。
生き物が空を見上げ、ブラックホールを見つめる。
ブルブルスター
ロボットは空を見上げる。
この世界にロボット意外に生きている者は敵意外居ない。
ブラックホールを見上げる。
リップルスター
カービィの仲間達が空を見ている。
妖精達が空を見ている。
もう終わりなんだと思った。カービィは、間に合わなかったんだと感じた。
もう1つの鍵は、現れなかったと・・・。
闇世界(ダークスター)
ここにはもうカイルとビーズしか残っていない。
ここの空にもブラックホールは出来ていた。
石版とビーズの体がさっきよりいっそう輝きだす。
カイルは、そんなの気にせずにビーズの元へ歩いてゆく。
ゆっくり、一歩ずつ確実に近づいていた。
あぁ。なんだろう。石版が私のことを閉じ込めようとしている。
まるで「生贄」みたい。
でもこれでいいんだ。これでいいの。これでカイルは助かる。
また昔のカイルに戻ってくれる。
この世で昔のカイルには戻ってくれなかったけど、あっちでは、なってくれるよね。
そしてビーズは目をつぶる。
カイルは、もうソードで切り倒せる間隔まできていた。
そしてソードを振り上げる。
それぞれの世界のブラックホールは吸収を始める。
ポップスターのワドルディ達も。みんな吸収されてゆく。
リップルスターの仲間も吸収されてゆく。
抵抗しようと何かにつかまってもその何かまで吸収されるから意味がない。
闇世界も崩壊している。
カイルが飛ばされないように頑張っている。
ソードをビーズじゃなくて地面に突き刺した。吸収されないように。
でもカイルは最終的にブラックホールに飲み込められた。
ビーズは、身動きが石版のせいでとれないため吸収されることはないだろう。
そして、石版と鍵は輝きを増しどこかへ消え去った。