二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.127 )
- 日時: 2011/08/16 22:37
- 名前: 猫科の犬 (ID: UDcUxrh6)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第1話 絵画の鍵
少女、アドレーヌはお花畑の上で目を覚ました。
「ここは・・・?」
一瞬天国かと思ったが、遠くの方に屋敷が見えるので天国ではないということがわかった。
そこは、草原が生い茂っていて空に雲がなくて綺麗な青い空だった。
今アドレーヌの手元には何もない。
お気に入りのパレットや筆がなかった。
しかしとりあえずアドレーヌは、遠くの方に見える屋敷に誰かいないかと、
屋敷の方へ向かって歩いた。
☆ △ ▲ ▽ ▼ □ ■ ◇ ◆ ○ ● ♪
『不思議な世界?不思議な国?不思議の世界?不思議の国?君が今思ったものは不思議の国。』
「だっ誰?」
空間がぐしゃぐしゃの世界にピンクの丸い戦士、星のカービィはとりあえず歩いていた。
カービィの体に傷跡はない。奇麗に消えていた。
その時に急にどこからか声が聞こえたのだった。
『俺様かい?俺様は、誰だろう?誰だ?誰なんだろう?』
「え?いっ意味わかんないよ」
『そうかい?そうか。そうだろうな。』
正体不明なその声は、意味がわからない言葉をさっきから言っている。
『俺様は、この世界の門番さぁ!!君が不思議の国だと思うなら、チシャ猫様さぁ!!』
「え?」
無駄にテンションが高いこの世界の門番にカービィは追い付けなくなった。
『でもやめて。チシャ猫なんて名前は大嫌い。確かに見た目はそうだけど?
裏切り者に耳を取られて今はチシャ猫じゃないのさ。』
「裏切り者?」
『あぁそうさ。裏切り者さぁ!!最悪な裏切り者さぁ!!ってことで俺様のことは、
血死夜猫とでも呼んでくれ?』
「え?」
『純潔なあの赤黒い液体の血が大量に流れたら必ず死が待っているんだ。その骸を夜に処分する猫。
そういう意味なのさぁ〜♪ち・し・や・猫ね。よろしくっ!!』
「それじゃあ呼びずらいよ!!もっといい名前ないの?」
『そうだな・・・じゃあ!闇猫とでも呼んでくれ♪それでいいだろう?』
「うん。わかった。そっちの方が呼びやすい!!」
『俺様、この世界に来た住人初めて見たのさぁ〜♪だから、嬉しいなぁ〜♪』
「僕が初めてなの!?」
『うん。そうだよん♪君が初めての来訪者☆』
「そっかぁ〜(なんか悪い人ではなさそう)」
闇猫は、突然カービィの目の前に現れた。
「今、悪い人ではなさそうといったね?」
「うわっ!!」
「ハハハッ!おもしろい!君ってそんな顔もするんだね?それが驚いた顔って奴かな?」
その闇猫は、カービィのように体格は一緒だが容姿が全然違っていた。
頭からは耳がついている。しかし、その耳は右側にしかついてなく左側の耳は失っていた。
その為なのか、左側を包帯でまいている。その包帯のせいで左目が見えなくなっている。
体の色は、薄紫っぽかった。チシャ猫カラーといった所だろう。
「君、気にいった。名前はなんていうんだい?いつまでも君だと君も嫌だだろう?」
「えっと、カービィっていうんだ!!」
「へぇ!カービィか。いい名前だ。俺様なんかよりずっと・・・。」
「どうしたの?」
「いいやッ!なんでもないさぁ〜♪さぁこの世界を案内してあげよう。俺様についておいでっ!!」
「うっうん!!」