二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.143 )
- 日時: 2011/08/30 12:57
- 名前: 猫科の犬 (ID: UDcUxrh6)
- 参照: http://www.pixiv.net/member.php?id
「風が気持ちいい・・・。」
「でしょ!?」
「うっうん。」
ビーズとアドは外へ出ていた。風に当たりに外へ出ていた。
「あのね、さっきの続きなんだけど、絵って人の個性が出るってしってる?」
「あ。それは知ってる。」
「じゃあアドレーヌさんはやったことある?自由な絵を書いたことがある?」
「・・・小さい頃はよく書いてたけど今は自由な絵って書かないな。
頼まれたものしか。最近は、食べ物や攻撃出来るものしかだしてない。」
「じゃあ、今はどんな個性がでてるのか見てみようかっ!!」
「うん。分かった。時間はたっぷりあるんだよね。」
「いっぱいあるよ。いっぱいあるから、自由に書いてみよう♪自分の描きたい絵を。」
「うん。そうだね。屋敷に戻ってから私の好きな絵を。自由な絵を書いてみるよ。」
「うんっ!!(よかった。アドレーヌさんの焦りが消えた。)」
その後数十分くらい歩いて屋敷戻ったアドレーヌ達は元の部屋へと戻っていった。
アドレーヌは筆とパレットを持って、絵を書き始めた。自分の好きな絵を。
ビーズは、そっとその部屋から抜け出し紅茶の用意をしに行った。
アドレーヌの絵はどんどん完成に近づいていく。
青々と草原が広がり、ドーム状の建物が端の方にある。
そして空には雲1つない青空が広がっていた。
まるで全ての絵がアドレーヌを誘っているように。絵画の中へ誘うように。
「出来た・・・。」
「なんだ。やっぱりアドレーヌさんの思ってることはポップスターじゃん。」
ビーズがいつのまにか戻って来ていたらしく、机の上にティーセットを乗せてアドレーヌの絵を見ていた。
「えっ?」
そう。その絵はカービィの家の前に広がる草原を描いていた。
いつも通りの平和なポップスター。プププランドを。
「自由な絵を書くのは楽しいでしょ。意識してなくても思いの絵が出来る。
その作品が今のアドレーヌさんの1枚目の思い出の絵。ポップスター。」
「そうか・・・。思い出って。こうやって描くんだ。」
その時、絵画が急に光を放ち始めた。
2人はまぶしすぎて目をつぶってしまう。
その光が消えた時に絵画は、さっきよりも大きな絵になっていた。
そして、2人の頭の中に急に響き渡る声。
『絵画の鍵が初めて力を発揮したね。世界の鍵と会わせてよかったかもしれない。
さて今の光は、何が起きたか分かるかい?』
「「わからない」」
2人は同時にその言葉を発する。
アドレーヌはこの声の主を知っている。ビーズから聞いていた。
この世界の声だと。
『ははっ絵画の鍵まで分からないなんて。自分でやったのに。無意識だったのか?
まぁいいや。その絵画に触れてみなよ。その先はたぶんもう分かるだろう?
その先は世界の鍵がよくしっている。』
2人は頭の中に直接響いている「声」の指示に従った。
2人の手が絵画に触れた瞬間数秒もしないうちに、2人は絵画の中へと引っ張られた。
『いってらっしゃい。今度は内側を作るんだよ。外側は完成したからね。』