二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.16 )
- 日時: 2011/06/17 21:44
- 名前: 猫科の犬 (ID: JiXa8bGk)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
「ソウハサセナイゾ。カイル」
カイルがカービィに笑顔を見せようとした瞬間だった。
カイルが 闇から逃げようとする 瞬間だった。
02が、現れたのだ。
ボス自ら。
「っ!!」
「「02!!!」」
カービィとどこかに隠れていたリボンが同時に言った。
「コチラハ、アノ妖精サントカービィ。」
「なぜおまえがここにいる!?お前は、あの時封印されてたんじゃないの!?」
「・・・封印が甘かったとしか考えられませんよ。」
「妖精サンノ正解。封印ガ甘カッタ。オ前ハ、俺ヲ殺スコトニ抵抗シテ封印シタンダッタナ。
アノ時殺セバヨカッタモノノ。愚カモノメガ。」
「まさか!?お前がカイルを!!!」
「ソウダ。俺ガ闇ニ落トシタ。」
その時、カイルの声が聞こえた。
「なんで、俺はカービィに笑顔をみせようとした?なぜだ。なぜ俺は・・・」
「ソレデイインダヨ。カイル」
「カイル!目を覚まして!!!一緒に行こう!!!」
「・・・カービィ・・・。ぐッ!!!」
カイルが闇に逆らおうとしたら苦しみだした。
「クククッ。マダ闇ガ足リナイヨウダ。ココラヘンデオ喋リハ終ワリニシヨウ。デハ。サヨウナラ」
02は、カイルを連れて闇の中へいってしまった。
その後にカービィが追いかけようとしたが、カービィにとって闇の力には耐え切れず外へ放り出されてしまった。
「カービィ!大丈夫!?」
「うっうん。ありがとう。リボン」
「うん・・・。」
「行こう・・・。」
カービィが、悲しい声で言った。
「え?行こうってどこに?」
「リボンの友達を探しにだよ。」
「親友のことは、いいの?」
「うん。ちょっと。いや。すごく悲しいけど、今は追いかける時じゃない。
闇の力にも勝てない僕がいったって負けるだけだよ。なんか知らないけど、02の闇の力が強くなってた。
だから、今よりもっと強くならなきゃいけないんだ!!」
カービィは自分の言葉に励まされた。
リボンは、そのカービィの様子を見て思った。
これが星の戦士という者なんだと。
仲間の為に戦い、仲間の為に泣く。
仲間の為に働き、仲間の為に笑う。
仲間の為に諦め、仲間の為に怒る。
これがカービィなんだと、決心した。
「そうだね。カービィ。今出来ることを、やっていこう!!」
「うん!」
カービィとリボンは、何もなかったように進み始めた。
妖精たちを探すために。
そして
強くなるために。