二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.165 )
日時: 2011/09/21 21:34
名前: 猫科の犬 (ID: NaVGBx5/)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

そして着いた所は、テーブルの周りにイスが何個か並べられていて、
それぞれのイスに帽子をかぶった人間。王冠をかぶった人間。
ウサギが2匹。赤ずきん、白雪姫、双子のヘンゼルとグレーテルが座っていた。
そして机の真ん中には何も入っていない鳥籠が入っていた。
カービィを無理やり引っ張ってきたネズミが叫んだ。

「おいっ!!なんで血死夜猫様がいない!?まさかっ!!」

「あぁ。逃げた。見事に逃げられた。」

「亡死屋!!なぜすぐに捕まえなかった?」

「あいつは、逃げ足が速い。君も知っているだろう?眠り死ネズミ。」

「・・・。」

カービィはまだ状況が把握できていない。
しかし1つだけわかることがあった。

「ねぇ!!血死夜猫がどうしたの!?」

カービィが奥の方まで届くように叫ぶ。

「誰じゃ?お主。悪裏甦か?」

「そう。悪裏甦だよ。王女」

帽子をかぶった人間は亡死屋と呼ばれ、無理矢理引っ張ってきたネズミのことは眠り死ネズミといった。
そして王冠をかぶった人間を王女と呼んだ。

「そうか。さっき、血死夜猫様がどうしたのと聞いたな。あやつは自分のやるべきことを放置したんじゃ。」

「放置・・・?」

「なんじゃ。知らんのか。血死夜猫様のことを様なしで呼んだお主なら知っておると思ったがまぁいい。
 教えてやろう。あいつの使命を。
 あやつは、純潔なあの赤黒い液体の血が大量に流れたら必ず死が待つ。その骸を夜に処分する猫。
 という使命があるのじゃ。しかしここ数カ月間、それを放置してるのじゃ!!!!」

「だから、殺すか生かすかって会議をしようってこと。
 あいつがいなきゃ骸を処分する奴がいなくなるからな。」

亡死屋が言う。

「だけど、もぅそんなんどうでもいいやって最近思ってきてる奴らが多くなってきた。」

時計をぶら下げたウサギ。さっき大変だといいながら走っていたウサギだ。
それが言った。

「それだからもうこの際殺してしまおうか?という所まで来ているんです。」

何もしていない普通の薄い赤茶色をしたウサギが言った。

「骸を処分って・・・どうゆうこと?」

「最初にいっただろ悪裏甦。ここは赤が飛び交う世界。戦争。この会議に出てる奴皆が敵なんだよ。
 気づかないのか?この会議に出てるやつら皆が殺気をだしてるのを。」

ネズミがそういってカービィは、今気づいた。
あり得ないほどの殺気がこの場に流れていることを。
気持ち悪くなりそうなほどに出ていた。ものすごい殺気が。
しかしカービィは、戦士という所でなんとかその殺気に耐えていた。

「っ!!!どうして殺し合いなんか・・・。」

「「それが僕らの日常だからさ。」」

ヘンゼルとグレーテルが平然と言いのける。

「悪裏甦。ここにいる奴らは全て殺人を犯した代表的な童話の主人公達じゃ。
 自分たちの犯した罪を話してみろ。お主ら。」








※グロ入ります。








王女がそういうと、まず初めに白雪姫が口を開いた。

「私は、元々1人だった小人を斧で切って7つにしたわ。」

次に赤ずきんが話す。

「あたしね!!元々この頭巾白かったの♪だけど、オオカミとおばあさんを殺して頭巾を赤く染めたわ♪
 オオカミにね、おばあさんの肉を食ってみないかっていわれて一緒に食べたの♪
 その後に、オオカミさんはおいしいのかしらっていってオオカミさんも食したわ♪」

次にヘンゼルとグレーテルが話す。
最初にグレーテルが話した。

「私は普通の家で魔女を殺したわ。お菓子の家なんてありえないわよ。
 んでもってその魔女ってお母さんだったわけっ!!キャハハ気づいた時には、
 釜戸に放り込んでたわ!!」

「僕は魔女の弟子を倒した。その弟子はお父さんだったよ。
 でも気づいた時にはお母さんと一緒に釜戸の中!!!アハハ!!」

「どうして・・・どうしてそんな人を殺せr」

カービィが何かを言いかけた瞬間だった。

「「「「どうして?人を殺せるんだって?」」」」

童話の主人公の声がはもる。

「私なんて、ある家に住んでいたのに、自分より可愛い女なんて許さないっていって外に追い出されたのよ?
 小人の殺人鬼がいる森へ!!」

「あたしなんて森には怖い怖い人食いオオカミがいるって知ってておつかいに頼まれたのよ?
 当然のことでしょう?」

「「僕(私)達は、もう食べる物がないっていってただそれだけの理由で捨てられたんだよ!?
  大きい大きい熊が出る森へ!!」」

カービィはその言葉に言い返す言葉がなくなってしまった。