二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.168 )
日時: 2011/09/23 22:57
名前: 猫科の犬 (ID: NaVGBx5/)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

「と。言う事じゃ。お主、血死夜猫様とかなり仲がよさそうに見える。ちぃと探してきてくれぬか?」

「どうして・・・僕に?」

「どうしてって、仲がよさそうに見えるからじゃ。頼んだぞよ?」

ものすごい殺気がカービィにかかった。
カービィはその殺気に耐え切れずその場から逃げ出したが誰も追いかけてくる者はなかった。

「な・・・んだよ。ここ。ありえないよ・・。
 ここは闇猫の夢なのにどうして僕の姿が見えるの?どれに童話のキャラクターまで出てくる。
 まるで不思議の国だ・・。」

カービィは森の中、1人で呟いた。
と、その時遠くから何かを食べる音がした。
カービィは好奇心からその方向へいってみた。
でもそこにはいっては行けなかったのかもしれない。そこには骸を食している人食い狼の姿があったのだ。

「っ!!逃げ・・・なきゃ!!」

カービィは静かにいったつもりだったがどうやら狼は気づいたらしい。
こっちを向いてきたのだ。
そしてしばらく警戒をしてからカービィに向かって走り出す。
カービィは、恐怖で足が動けずにいた。

「この僕が・・・恐怖・・・?これが・・・恐怖・・・?」

カービィは震えていた。

『カービィ。吸い込み。何かコピー出来そうなものはないのかさぁ?』

血死夜猫の声が聞こえた。
カービィは、はっとなり無我夢中で吸い込んだ。
狼はブレーキをかけていて吸い込めなかったが変わりに何かを吸い込んだ。
そしたらカービィの姿は急に形が変化していく。
その姿は三角バンダナを頭に巻いて、手にハーフフィンガーグローブをつけていた。

「このコピー技は・・・?」

『シーフカービィ・・・。俺様が望んだ姿。それで戦って皆みなよ。俺様は誰にもばれたくないから
 ここでさよならだ。』

そう聴こえた瞬間血死夜猫の声が途絶えた。
カービィの体は「勝手」に動き出す。

「えっ?ちょ。どうなって・・・。」

そして、人食い狼の体を一瞬のうちに切り刻んだ。
狼は息を途絶えた。

「っ!!僕は・・・なんで無駄に命を消して・・・。」

カービィの体が「勝手」に動いたのではなく、これがカービィの意思だった。
あまりの恐怖に「殺したい」という感情が芽生えたのだ。
あの場にいた殺気の数々。
今見てしまった人が喰われている所。
カービィの感情は、殺したくないとは思っても意思が殺したいと思っていたのだ。
それで体が勝手に動いた。

「あぁああああぁあああぁぁぁぁああああああああああ!!!!」

カービィは森の中で騒ぎたてる。

「なぜ?僕は、なんで殺した!?あれだって生きていくのには仕方ないのに!!
 僕だって自然を殺して生きてきてるのに!!どうして殺してしまったんだよ!!」

あの騒ぎで周りには人食い狼や、大きな熊がカービィの周りに集まっていた。









会議の中、その声は聞こえていた。

「始まったかのぅ。あやつなりの戦争が。」

「なんだ。あいつも殺せるじゃないか。生き物を。なぁ?血死夜猫様?」

「そこにいるんでしょ。」

亡死屋とネズミがいった。
ゆうと血死夜猫は姿を現す。
その顔は、悲しみでも恐怖でも楽しみでもない。ただ何もなかったような顔でそこに現れた。









血死夜猫
「カービィも駄目さぁ。あいつも終わりさぁ。この世界を白には戻せない。ゴールは、出来ない。」










王女
「あやつは、ここが夢ではないことをしっておるのか?血死夜猫様。」













血死夜猫
「さぁ?」













亡死屋
「それより俺は、血に飢えてきた。」














眠り死ネズミ
「じゃあ、こっちでも戦争を始めよう。」














時計をぶらさげたウサギ
「これでやっと誰が強いのかはっきりするね。」













ヘンゼルとグレーテル
「「この世界に弱者は必要ない。」」











全員
『さぁ始めよう。戦争を。』