二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.176 )
日時: 2011/09/29 21:51
名前: 猫科の犬 (ID: vGcQ1grn)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

カービィが、森の奥深くまでどんどん進んでいく。
その時だった。

「うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!ちょい待てぃ!この骸ちらかしっぱなしで
 過ぎ去るのかよ!!」

後ろからカイルが走って来てカービィが進んでいくのを止めた。
どうやら追いついたようだ。

カービィ
「え?カイル?あれ?カイル?ん?なんで?ここにカイルが?ん?ここどこだっけ?
 え?てか、カイルって闇に飲まれたんじゃ・・・・?」

カービィはかなりの勢いで混乱していた。
急に現実に戻って驚いているのだ。

カイル
「うん。完全に意識不明で動いてたな。てかすごいなぁー意識不明なのに。
 こんなに骸を散らかすことが出来るなんてすばらしいね。」

カービィ
「え?骸?何言ってんのカイル。僕が死体をそこらへんに放っておく訳ないでしょ?
 ていうか、まず死体をつくらないし・・・。てか闇に飲まれたんじゃないの?あれ?」

カイル
「まだそれを気にするか。
 骸?あぁうん。実際に見せた方がいいね。これは。」

カイルはその場を右へと少しずれる。
するとカービィに死体の数々がばらまかれているのが分かるのだ。

カービィ
「え・・・?これまさか全部僕がやったの?」

カイル
「そう。全部君がこんなことしたの。あの動物でも殺せないカービィがよくやったもんだよ。うん。
 見直した!!カービィ!!お前にも殺人衝動が起きるんだな☆」

カービィ
「それ、少し傷つくよ・・・。・・・・・。
 骸の方はもっと傷つくけど・・・。でもこれ、全部僕がやったんだよね。」

カイル
「よくわかってるじゃないか!!
 そう。これは全てカービィがやったことだよ。
 まんまとこの世界の管理者にはめられたって訳。分かる?」

カービィ
「僕が・・・やったんだよね・・・。
 どうして僕がこんなことやってしまったんだろう・・・。
 人食い狼だって・・・僕達と同じ。何かを殺さなきゃ生きていけない身なのに・・・。」

カイル
「まぁシリアスタイムは、追いといて。
 カービィ。よく思い出せ。ここは現実じゃない。夢の世界。冥界の主が作った夢の世界だ。
 だから、こいつらの存在も全て夢。カービィは今夢を見てるんだよ。」

カービィ
「ゆ・・・め?」

カイル
「そう。夢。だから夢の出口を探しに行こう。きっとどこかにあるはずだよ。
 この世界の終わりが。残酷で絶望だけがつまってるこの世界の終わりがある。」

カービィ
「世界の出口。」

カイル
「うん。出口。」

カービィ
「この世界の出口から出れば全て元通りになる?」

カイル
「なるよ。全て元通りに。」

カービィ
「闇猫・・・血死夜猫にも会えるかな・・・。」

カイル
「あいつには合わない方がいい。冥界の主には合わない方がいいよ。」

カービィ
「どうして?」

カイル
「そんなに会いたいのか?」

カービィ
「うん。会いたい。」

カイル
「もしそいつがカービィを殺そうとしても?」

カービィ
「闇猫はそんなことしないもん!!」

カイル
「・・・カービィはだれでも信じるんだな。そんなに会いたいなら探せばいい。
 時間は、後2時間。2時間だけ待ってやる。俺はそんな長気じゃないんでね。」

カービィ
「分かった。それまでに闇猫を探す。」

そういってカービィを先頭に歩き始めた。
血死夜猫を探しに出かけて行った。