二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.178 )
日時: 2011/10/13 22:48
名前: 猫科の犬 (ID: vGcQ1grn)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第10話 赤ずきん

カービィ達が歩き続けていると突然目の前に扉が現れた
それは、赤い色をしていた扉だった。
だけど少し暗い色。奇麗な色じゃなかった。

「・・・入ってみようかな。」

カービィは好奇心から言う。

「え?お前本当に入る気か!?」

「うん。」

カービィは、カイルの意見を聞かずにそのまま扉のをあけ、中へ入って行った。
カイルは、仕方なくカービィについていく。
光がカービィ達を包んだ。

数秒後、カービィ達はどこか青々とした草原の上に立っていた。
遠くには一件の小屋が見える。
どうやら違う場所へ飛ばされてきてしまったようだ。

「うん!分かった!!じゃあ、行ってくるね!お母さん!」

その小屋から声がした。
そして、その小屋の扉が開かれる。

「カービィ!!とりあえず隠れろ!」

カイルはすぐにカービィの手をつかみ木の後ろへ隠れた。
小屋から出てきたのは白い頭巾をかぶった女の子だった。
カービィは、その白い頭巾の少女に見覚えがあった。
しかし思い出せないまま話は進む。
少女は、どこかへ向かっているようだ。手には飲み物や食べ物などが入った籠をぶらさげている。
カービィ達はとりあえずその少女の後をついていくことにした。

しばらくして、狼が出てきた。
そかもそれは、すごく食べ物に飢えた人食い狼。

「あら、オオカミさん。どうしたの?私を食べてもおいしくないよ?」

その少女は狼に話しかける。
だけど足が少し震えていた。その人食い狼に食べられると思って恐怖しているのだ。

「ッフ。オマエナンカクワナイヨ。ドウミテモマズソウダ。」

「・・・じゃあ、なんで私に近づいたの?・・・」

少女は、食わないと聞いてもやっぱりまだ震えていた。

「ドコヘムカウノカ、トオモッテネ」

「・・・・今から、おばあちゃんの家にいくのよ。。。」

「ホウ。ソレダッタラ、アッチニキレイナオハナバタケガアルカラツンデイクトイイヨ」

少女は、狼のいうとおりにしていいのか困ったが、これは逃げるチャンスかもしれないと思って、
ありがとうといってからその場を駆け足で去ってしまった。
カービィ達は、狼に気づかれないようにするためあえて少女のあとをついていかなかった。
なので今度は、その狼のあとをおうことにした。
あまりにも似ていたのだ。赤ずきんちゃんという童話に。
しばらく狼のあとをついていくと、また1つの家を見つけた。さっきの家とは違う家だ。
きっとさっきの少女がいうおばあちゃんの家だろう。
狼はその家の中へ入って行った。
カービィ達はさすがに家の中までは入れないので家についている窓から眺めることにした。