二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 思い出。それは心を色鮮やかにしてくれる (星のカービィ) ( No.185 )
日時: 2011/10/21 22:47
名前: 猫科の犬 (ID: vGcQ1grn)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

たまには書いてやらんとな。後で怒られるww

第11話 仲間の生死

「アドレーヌさん。少し休まない?」

「あぁ、うん。そうだね。」

今、後もう少しで全ての世界の思い出の絵を描き上げる所だった。
残るは、ブルブルスターと、リップルスターだけだ。
ビーズは、アドレーヌに外でお茶会しようといって外へと紅茶のパックやらを持って行った。
外にはいつも1つの白いテーブルと2つのイスがおいてある。
屋敷の中に置いてある奴を運んでここまで持ってきて置いた奴だ。
この世界に天気というものはないらしく、毎日のように晴れている。
なので外に置きっぱにしといても大丈夫なようだ。
アドレーヌとビーズはそれぞれのイスに座った。
アドレーヌは、ビーズが入れてくれた紅茶を一口飲んだ。
そこで、ビーズが口を開く。

「調子はどう?なんか最近詰め込んでない?部屋中に紙きれが落ちてたけど・・・。」

「・・・あはははは。うん。なんか納得いく絵が描けないんだよ。
 気分転換にカー君でも描こうかって思ったけどなんかもう全然見てないから、
 どうゆうふうに描けばいいのか分からないし。」

「へぇー。でも、本当に全然合ってないし、無理ないと思うよ。今頃何してるんだろ?」

「・・・・。」

ビーズがいったその言葉に少し何か気づき始めたようだ。

「そういえば、カー君って生きてるのかな・・・。」

そう。アドレーヌ達は今までカービィの生死について一言も聞いていない。
もちろん仲間の生死も。

「・・・生きてるよ。きっと生きてる。」

ビーズの頭の中では、カービィが死んだという事になっている。
なぜかというと、それは簡単な話。
あの時にカイルの闇の暴走を止めようとカービィはあそこに残った。
しかし、ビーズの所へ戻ってきたのは、まだ闇が暴走してるカイルの姿。
カービィの姿はどこにもなかったのだから。

「・・・そうだよね。皆生きてるよね。アタシ達だけ生きてるなんてことはないんだよね。」

「きっとそうだよ。アドレーヌさんの仲間も私達みたいにどこか別の場所で生きている。
 ただ、今はきっと眠っているんだよ。眠っているだけ。
 目を覚ました時に、私達がおかえりっていえる場所を作っておこう。
 世界を。住人が住む場所を元に戻しといてあげよう?」

「そうだね。よっし。今日はもうたっぷり休んで明日から頑張るかっ!!」

アドレーヌはそういって紅茶を一気に飲みほした。
ビーズもそれを見て、紅茶を少しずつ飲み終わらせていった。