二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.36 )
日時: 2011/07/05 19:22
名前: 猫科の犬 (ID: 4NzAaWKB)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第6話 闇世界

ビーズは、02に連れられて何か少し明るい場所に来ていた。

「これは何?」

「見テワカリマセンカ?オ譲様」

その少し明るい場所にあった物とは、扉だった。
押したらすぐに開きそうな扉。

「ただの扉じゃないの?」

「ハイ。コノ扉、引イテモ開カナイノデス」

「じゃあ押せばいいじゃん」

ビーズは、そう思いながら扉を押した。
するとその扉は、普通に開く。

「・・・ほら。開いたじゃん?」

02は、そんなこと今まで気づかなかったらしく、ぼっとしていた。

「一体この先に何があるの?それにきき忘れてたけど貴方誰?」

「コノ先ニナニガアルノカハイッテカラノオタノシミデス。」

「それで貴方は誰?」

「マダ教エラレマセンヨ。ソウデスネ。闇ノ支配者トデモ・・・。」

「なんでこんな所に私を連れてきたの?」

「ソレハ・・・。」

「カイルは、なんで誰かを殺そうと一生懸命なの?」

「ソレハ、オ譲様ノ記憶ヲトリモドスタメデスヨ」

「そのカービィとかいう人を殺しても私の記憶は戻らない。」

「ナンデソウイイキレルノデスカ?」

「いいきれるから。それに誰かの血をみたくないし。」

「ズイブントオ優シイノデスネ」

「誰でもそうだと思うけど?あ。そっか。君は、闇の支配者だから血を好むんだもんね。」

「ナゼ逃ゲヨウトシナイノデスカ?」

「知りたいの?」

「知リタクナカッタラキキマセン」

「教えない。それより中に入らないの?」

ビーズがそういうと02はやっと動きだし、扉の奥へと入っていく。
その扉の奥には、暗く長い道が通っていた。
まるで洞窟のような。そんな感じだった。
ビーズの足音だけが響く。02は浮いているから元から足音は聞こえない。

しばらく歩いていると、そこには何か書いてある石版があった。

「これは?」

「ワカリマセンヨ。ダカラツレテキタンデショウ?」

02は、ビーズが何か知っていると思ってここまで連れて来ていた。

「わかるはずないじゃない」

「コノ世ニハアル予言ガアルンデス」

そういって02は、何か語りだした。