二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.47 )
日時: 2011/07/23 20:42
名前: 猫科の犬 (ID: LsYW7S6m)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

「こっここでいいかな。」

リボンは、マグマにも解けなさそうな安全な石の上へカービィを乗せた。
カービィは、その岩に見事着地した後にみんなを吐き出す。

「ふぅ〜ありがとう!リボン!」

「疲れちゃいました。少し休んでますね。」

「うん!」

「やったね。カー君」

「まさかこんな作戦だったとは・・・。」

アドレーヌの作戦は、リボン以外の皆を吸い込んでリボンに安全な場所まで運んでもらうという作戦だった。
その作戦のことは、もうカービィの口の中でデデデ達に話していた。

「・・・」(それにしてもぎゅうぎゅうで暑かったですね)

「来たよ!皆!!」

その時ちょうど、ヨガンがカービィの元へやってきた。

「お前は!!」

「オーホッホッホ!!さぁ!星の戦士!この世界のボスにやられてしまいなさい!!」

「よっ妖精さん!!」

「またなのね・・・。」

「皆は、下がってて!!」

カービィは、皆をもう1つの岩場へ下がらせ1人先頭体制に入った。
ヨガンも続けて先頭体制に入る。

「(どうしよう・・。今、コピー能力持ってない・・・。さっきコピーしてたウォーターは、捨てちゃったし・・・
 マグマにマグマで対抗しても意味がない!なにか氷があれば・・・。
 でもただのアイスじゃあきっと効かない!!アイスアイスも使えないし・・・。)」

そんなことカービィが考えている内にヨガンは迷わず攻撃をしてくる。
カービィは、よけることで精いっぱいだった。


(どうしよう・・。これじゃあ、僕の体力がもたない・・・。)


そんなこと考えていると、後ろから気配がした。
そう。何か飛んできたのだ。
カービィは、咄嗟によけた。そして落ちた物は、槍だった。

「これは・・・?」

「カー君!ワドルディが持ってる槍よ!それを吸い込んで!」

ワドルディは、どっかでいつも常備している槍をカービィに向かって投げたのだ。

「でも!槍だけだったらとけちゃうよ!!」

「仕方ないわね。」

アドは、ミニノートを取り出し、アイスを書きあげた。

「これでどう?」

「あ。ありがとう!!リボン!ごめん疲れてる所・・・。新しいコピー技出来る?」

「ハイ。頑張ってみます。」

リボンはクリスタルを取り出し、カービィに向かって唱え始めた。

「クリスタルの中に眠る真の能力。今カービィに新の能力を与えよ。アイスランスカービィ!!」

カービィはそれと同時に吸い込みを始める。
そしてカービィの体は光出す。光がやんだ時にカービィは違う姿になっていた。
灰色のフード付きのマントを被り、先に透明の石がついた槍を持っていて、額には槍の先と同じ石が付いている。
槍の先の石には、冷気が出ていた。

「これなら、いけるかも。全体は凍らせなくても動きを止められれば!ありがとう!ワドルディ!アドレーヌ!リボン!」

「ムッヨガン!やってお仕舞い!!」

ヨガンは妖精の言葉に返事をするように、カービィに攻撃をした。
カービィは、その攻撃をよけながら隙を見つける。

「っ!!ここだぁぁぁぁあああああ!!」

カービィは、ヨガンの動きの動力源を見つけそこに槍を思い切り投げた。
その槍は、見事に命中しヨガンの動きは遅くなった。
ヨガンは、かまわず今度は口から溶岩を吐きだす。

「残念だったわね。星の戦士。足が駄目でも口があるのよ!」

「これを待ってたんだよ」

カービィは、勝ったとでもいうように、笑った。
そしてその溶岩を吸い込んで、それを思い切りヨガンの急所らしき部分に当てた。

「なっ!!!」

「槍はおとりだよ!動きを遅くすれば少しは急所にあてやすくなるからね。」

「くっそォォォォおおおおおおおおおおお!!!」

妖精がそう叫ぶと闇が外へ出て行った。
ヨガンも大人しく消え、今まであった、マグマをすっと消えていった。