二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.82 )
日時: 2011/08/08 22:01
名前: 猫科の犬 (ID: LsYW7S6m)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第11話 それぞれの思い

どうすれば、あいつの場所を突き止められる?
技を決めてきた時に出てきた場所?
でも、あいつは動いている。
攻撃をかわさずにすぐに攻撃しないとまたどこかへ消えてしまう。
どうすればいいんだ?どうすれば・・・・。


ハハハ。ドウダ星ノ戦士カービィ。
ドコカラ攻撃ガ来ルノカワカラズ、ソノ攻撃モ、闇ト同化シテドコカラ来ルノカワカラナイ。
コノ空間ハトテモ落チツクシ、相手ニトッテ視界モ悪イ。
ココハ、我ノ有利ナ空間。


くっ!!こんなよけ続けてるだけじゃ、リボンの体力が持たない。
どうすればいいんだよ。
一体どうすれば、あいつを倒せるんだよ。
前回と攻撃パターンは変わらないけど、攻撃力、速さがすごく変わってる・・・。
それにこの闇空間。コピーできるものも何もない。
そう。何もないんだ・・・。


星ノ戦士。オ前ハ、コピースルモノガナイカラ妖精ノ力(ちから)ヲカリナキャ我ヲ倒セナイ。
ソノ妖精ノ体力モ、イツカ切レル。
ソウシタラ奴ハ、ヨケラレナクナルダロウ。
奴ニハ、今、何モナイノダ。
ソウ。何モナイ!!


カービィさん・・・。
ずっと攻撃できないままよけ続けているだけ。
これでは、絶対02には勝てませんよ。
お願いです。気づいて下さい。目で相手をみれないなら、気配を読めばいいのです。
風や空気の動きを感じればいいのです。
できれば自分で気づいて下さい。仲間に教えてもらっていてはいつか仲間がいない時に後悔します。
自分で成長して下さい。気づいて下さい。
カービィさん。貴方は今何を考えているのですか?
私はもう、出来ることはないのです。
そう。私に出来ることはもう何もないのですよ?


この闇空間にいる3人。
それぞれが違う思いで、何もしゃべらず戦っていた。
02は、勝てるという思い。
カービィは、負けてしまうという思い。
リボンは気づいて欲しいという思い。
しかし、どの思いにも共通点が1つだけあった。

「何も、ない」

闇空間にいるこの3人は、思いは違えど、何もないのだということを共通している。
これは偶然なのか?いや。同じ空間にいるからこその必然?それともただの奇跡なのか?
違う。どれも、違う。違う気がする。
そう。これは違う気がするというだけで違うとはっきり言えない。


一体誰が最初に気づくのだろうか。
皆が「何も、ない」という考えを共通して思っているということを。


そして、なぜ02と戦っているのでしょうか。

世界の破滅を防ぐため?

02に勝ったって、世界の破滅は防げない。
そうしたらカイルに勝っても世界の破滅を防げない。
むしろカイルに勝ったら、もっと世界が破滅してしまう危険性は高まる。

勝つべき相手はビーズなのだから。

カイルのことを助けてやりたいと思ってるビーズ。
たった1人だけ古代文字を読める存在。鍵。
カイルが倒されてしまったら、02の嘘を信じているビーズは、
カイルを助けようと石版の封印を解いてしまう。

誰がこのことを気づくんでしょう。

できればカービィが気づいて欲しい。
その仲間達が気づいて欲しい。

はやく気づいて欲しい。

誰か、ビーズを助けてやってあげられないのか?
誰かがビーズに勝てば世界の破滅は防ぐことができるのだ。
そしてそれと同時にビーズの助けにもなるんだ。

誰か気づかないのか?