二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.99 )
- 日時: 2011/08/13 20:32
- 名前: 猫科の犬 (ID: UDcUxrh6)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第14話 ごめんね
☆『ごめんね』、謝る言葉。罪を許して欲しいという言葉。
カービィはどこまでも、どこまでも闇世界を走っていた。
途中、壁に激突することもあったが・・・。
02との戦いで大きい傷はないが、心が傷ついていた。
そんでもって視界も悪いからどこにいけばいいのかわからないのだ。
「無様だな。お前は。何回壁にぶつかってやがる。」
そう聴こえた時、明かりが見えてきた。
その明かりの中に立っていたのはカイルだった。
カイルの立っている後ろには扉がある。きっとビーズの部屋だろう。
今、出てきたばっかという感じだ。
「うっ(グサッ(昔のカイルだ。この馬鹿にしたような口調。しかも僕限定に)」
「まぁこの暗さだ。当たり前か。明かりがついてる所はほとんどないし。」
「やっぱり昔のカイルだ!」
「・・・。」
「カイルゥ〜♪」
興奮してカービィはカイルに飛びつこうとする。
しかしカイルはそれをよけ、闇の力でダークソードを取り出しカービィの首だとおもわれる部分に刃を向ける。
「カイ・・・ル?」
「なんだ?カービィ。」
カイルは落ち付きを取り戻していたが、やはり目的は変わらないようだ。
カービィは、刃をむけられたまま動こうとしない。
「目的は変わってないんだね・・・。ビーズは何をしてるの?」
「ん?今は落ち付いてるよ。」
カイルはビーズが記憶を取り戻してる事をしらない。
ビーズ本人もいってないし、02も最近ビーズに会っていなかったから教えてもらってない。
「そっか・・・。」
カイルは、隙を見せたカービィをすぐに切ろうとした。
カービィはそれに気づいてよける。
その後もカイルの攻撃が続いてカービィはそれを1つ1つ慎重によけてゆく。
そして質問した。
「どうして、カイルは闇に染まってしまったの?」
「闇は気持ちいだろ?だからさ。」
「嘘だよ。」
「なぜ?お前もさっき02との戦いで闇の気持ちよさを知っただろ?」
「・・・。でも嘘だよ。そんな理由でカイルは闇になんか染まらない。だって、口調は、
ちょっと・・・じゃない。すごくきつくて、しかも僕限定だけど、根はやさしいもん!!」
「それ、軽く、皮肉いってるよな?」
「うっ(グサ」
「根はやさしい・・・ね。俺は、そのやさしさにあきたんだよ。そういえばいい?」
「やさしさに、あきた?」
「あぁ。やさしさにあきた。だからこの手を、自分の意思で闇にそめた。」
「・・・。」
「お前もそろそろ本気を出したらどうだ?さっきからよけてばっかじゃなくてよッ!!!」
その瞬間にカイルの力が少し強くなりカービィは少しその刃先が当たって、血が流れ出す。
「そうか。コピー技がなかったな。これでも吸い込んどけよ。」
カイルは、持っていたダークソードをカービィの方に投げて自分はまた闇の力でダークソードを作り上げる。
「ほら早く。」
でも今回、このソードは100パーセント闇で出来ていた。
それに02との戦いのときもある。カービィは少し戸惑った。
たぶん吸い込めばソードカービィになることが予想されるが、闇の力も混ざっていれば何が出来るかわからない。
それに、今はリボンがいないから新しいコピー技も作ってもらえない。
「・・・。コピーしないのかよ?俺は構わないけど、チャンスを上げたんだ。そうだな。後10秒待ってやるよ。」
「10」
カイルはカウントダウンを始める。
「9」
カービィはまだ、悩んでいた。
「8」
「7」
「6」
「(・・・戦いしかないのかな。)」
「5」
半分を切った。
「4」
そしてカービィは、決心した。
「3」
カービィは吸い込みを始める。
「2」
そしてそのダークソードを吸い込み、飲み込んだ。
「1」
カービィの体に光が集まり始める。
それが、闇に染まってしまった姿のカービィなのか。
ソードカービィになった姿のカービィなのか。
新しいコピー技なのか。
それとも・・・_______?
「0」