二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: こんにちは非日常【銀魂×デュラララ!!】≪オリキャラ募集中≫ ( No.14 )
日時: 2011/06/20 21:46
名前: 苺茶 ◆pnoC0wpq.E (ID: kfmvS1ow)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

第3話【熟慮断行】

「視察…すか?」

今、とある事務所でドレッドヘアーの男と話しているのは、この取り立

て屋で働いている、通称『自動喧嘩人形』『池袋で絶対に喧嘩を売って

はいけない人間の一人』と、呼ばれる男。平和島静雄である。

「ああ、何でも江戸のかぶき町っつーとこに支店出すみたいでな。様子見にいけとよ。」
「でもトムさん、明日トムさんとヴァローナ出張じゃなかったっすか?」

「その疑問、肯定です。明日トム先輩と私は現在大量の借金とビデオを所持、逃亡中の男性の取り立てへ外出します。」

ヴァローナと呼ばれた金髪の美女は小難しい言葉を使いながら会話をする。

「ま、そゆことだからよ、静雄一人で行ってきてくんねえか。他にも視察に行く奴ら、いるみたいだしよ。」
「…なんかのツアーすか?」
「…お前変なとこ鋭いよな。その通りだ。何か大手観光会社のおためしってやつ。」

トムは目を細め、静雄に詳細を伝える。

「……まあ、仕事ってことなら。」
「んじゃ、とりま、頼むわ。」

こんな会話を交わし、3人は今日の仕事へと出掛ける。

誰も考えなかった。

そのかぶき町に、あの男も来る可能性を。



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「そっかあ、シズちゃんも、ねえ…。」

「行くのやめれば?あっちもあんたには会いたくないでしょうし。」

「ひどいなあ、波江さん。俺ってそんなに嫌われ者?」

「全人類の嫌われものね。」

「ははっ、それでもいいけどね。俺の方は全人類を愛してるから。」

  
       『……アイツ以外はね。』