二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:      朱と赤と、 。【銀魂】 ( No.1 )
日時: 2011/06/30 15:34
名前: 葵 (ID: GSWgO850)

▼ 0話 シリアス気味な題名だからって、内容までシリアスだとは思わないで欲しい


 私はいつも通り、授業中に携帯を開き、大好きな銀魂の夢小説を見ていた。
 勿論、私は小説なんて書いたり出来ないから、他人様の小説をちらりと覗くだけ。
 あーあ、この人小説の更新おっそいなぁ、私なら時間有り余ってるからもっと更新出来るんだけどな、とかアホな事を考えてしまう。


 「…………聞いてるのか、愁! 秋本 愁!」
「……え?」


 いきなり先生にフルネームを呼ばれ、私は思わず顔を上げる。
 この問題を解けと言わんばかりに、先生は私にチョークを向けた。
 ……どうしてこう……良い所に先生は必ず人の事を呼ぶのかな。
 結局、私がこの問題が解ける事は無かった。




 ————




 帰り道。
 私は友達の夕顔 黒哉と一緒に帰っていた。
 因みに黒哉とか変な名前だけど、ちゃんとした……れっきとした女だから。
 男みたいな名前って言うと殺されるから。


「ホンットあんた馬鹿なんじゃない?」
「馬鹿馬鹿言うから馬鹿になるんだ。私は実際には馬鹿じゃない天才だ。黒哉のが馬鹿でしょうが」
「馬鹿じゃないわよ!」


 物凄い剣幕で迫ってくる黒哉。
 あー、怒ってる。
 黒哉が怖いよー。
 私は黒哉から逃げ回り、ただでさえ狭い道を道いっぱいに走り回った。
 …………瞬間、だった。

 私と黒哉は光に包まれ、黒哉はこの世の終わりみたいな顔をした。
 私が眩しいと思って後ろを振り向くと、トラックが道に突っ込んで来ようとしているのが視界に入った。
 トラックの中の人は明らかに寝ていて、私達の存在に気付いていない____むしろ、道に乗り込みかけている事すら気付いていない。







 あ、これ、死ぬわ。