二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【REBORN日常】Distance【100コメ突破】 ( No.108 )
- 日時: 2012/01/06 16:45
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
#26「おかいもの@100コメ記念1」
年の初めはもう毎年おなじみの「バーゲン」。
我らが並盛町にもショッピングモールで「バーゲン」はある。
1月5日をもって終了したが。
*
「なあ買い物行こうぜ」
テレビでお笑い番組を見ていたユナが突然ユウに言った。
ユウはみかんを食べていた。
「え、今? えっ、今?!」
何故か2回も「今」と言ってしまったユウ。
今まで漫才を見て笑っていた人が急に「買い物行こう」と言ったら
大方の人はビックリするだろうが。
「今よ」
そういってユナは自分の部屋へと歩き出した。
恐らく着替えに行ったのだろう。
「はー、どうしたもんやらねー」
他人事のようにユナを見て呟くユウ。
だがこの後ユウはユナの買い物に付き合わされることになる。
*
マイナスイオンモール並盛店。
言わずと知れた有名なショッピングモール。
「とは言ってもセールなんかもう終わってんじゃないのか?」
今ユウとユナが歩いてるフロアは、主に洋服屋が立ち並んだ「ファッションフロア」である。
右も左もオシャレな洋服がいっぱい。
だが服には目もくれずにユナはユウを置いて先々と行ってしまう。
ならば1人で来れば良かったじゃないか。
しばらく歩いた先には「レストラン街」と勝手にユナが言ってる
1階のレストランやらファストフード店が立ち並んでいるあのフロアにたどり着いた。
と、そこに明らかに迷子のような結構大きな男の人が
キョロキョロと何かを探してた。
「どしたんですか?」
イケメンレーダー、反応レベル2。
すかさずユナが話しかけた。
「えっと、『太鼓の玄人』を探してるんですが……」
『太鼓の玄人』とは、ゲーセンでお馴染みの
あのアミューズメントゲームである。
しかしなぜレストラン街でそんなものを。
だがユナはそんなこと微塵も気にせず
男性をゲーセンまで連れて行ってあげた。
ゲーセンの入り口で不良がたむろしていた。
だが、如月ユナの名前は意外と広く知れ渡っているのかは不明だが
不良たちは蒼い顔をしてどこかへ行った。
「あった『太鼓の玄人』!」
入り口を右に行ってすぐの所に置いてあった、見慣れた太鼓が二つ。
「あ、ありがとうございました」
男性は嬉しそうに言った。
ユナもにこりと笑っていた。
と、隣のユーフォーキャッチャーのブースから
聞き覚えのある声たちがッ聞こえた。
「ランボさん、このぬいぐるみ欲しいもんね!! ツナー、取って取ってー」
「勘弁してくれよー、俺こういういうの苦手なんだよー……」
こんな所でも出会うなんて、世界は狭いものね。