二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常】Distance【100コメ突破】 ( No.111 )
日時: 2012/01/13 19:02
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

#27「せかいはせまい」


「おやおやランボ君」

ユウはランボを見るなり皮肉たっぷりに言った。

「こんなものも取れないのかい? まだまだだねえ」

そういってユウはポケットから財布を出した。
しかもジャンプで大人気の「○魂」のエ○ザベスの財布だった。

「ぷっ」

男性が笑った。そりゃそうだ。

「笑うなッ……そういや名前何?」

ユウは「笑うなツナ!」のように名前で怒ってやろうとしたが
そういや名前知らないなと思い、とりあえず名前を聞いた。

「気まぐれといいます」
「笑うな、気まぐれッ!!」

わざわざ言い直したユウは、財布から100円玉を5枚出して、
ランボが「これとってー」とわめいている台の前に立った。

「自信満々だな」

そういって現れたのは、熊のぬいぐるみ姿に化けたリボーンだった。

「あ?! クマ?」

気まぐれは思わず叫ぶ。
初対面の人間からすれば頭おかしい赤ん坊だもんね。

「俺はアクマじゃねーぞ、天才ヒットマンだ」

『あ?! クマ?』と叫んだのを『アクマ』と間違える、
相変わらず茶目っ気たっぷりなリボーン。

「ヒットマン! 凄いですね」

やや棒読みだった。
誰が信じるのかそんなこと。

「それにしても……自信満々の割には500円で6回挑戦ですか?」

気まぐれの呟きを風の様に飛ばしてユウは言った。

「もう取ってるから、1回目で取ったから」

意外と凄い。