二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常】Distance【100コメ突破】 ( No.112 )
日時: 2012/01/13 19:18
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

#28「いがいときづかない」


ゲーセンで目いっぱい『太鼓の玄人』をプレイした気まぐれとユナ。
そのほほえましい様子を横目にUFOキャッチャー巡りの旅。

「楽しかったですね!」
「いえ、わざわざ付き合ってもらった上にジュースまで……」

気まぐれとユナが何となく仲良しになったのを横目に
ユウが出した提案で「お腹すいたから何か食おう」と言う事になった。

ツナ、ランボとお別れしていざレストラン街へ。

と、道中のファッション店のショーウィンドウで見た顔が二人並んでた。

「このブーツ、カッコイイ!」
「クスッ、そうね」

恵作と千華だった。

「お! ユウ、ユナ……と誰だろ」
「見ない顔ね」

気まぐれを見つけ、やや警戒気味の千華。

「初めまして、気まぐれと言います」

丁寧に挨拶をして、お辞儀も。
千華の警戒が少しだけ緩んだ。

「おう! よろしく!」

恵作はニコニコと笑った。

「ところでさ、このブーツすっげーカッコイイと思うんだけど、どう?」

何が「どう」なのかは分からないが、
黒いブーツが気に入ってる様子の恵作。

「プフッ、いやそれ今履いてるブーツと同じじゃないですか?」

驚いた恵作は自分の足元を見た。
なるほど、色も形も全く同じだった。

「あ、だから千華笑ったのか、ハハッ」

自分が笑われたというのに何故か上機嫌な恵作。

「じゃ、他の店回るわ!」

そういうと恵作と千華は、ユウたちが来た道を戻っていくルートで
隣の店へ行った。

「このTシャツ、カッコイイ!」
「同じの今着てるでしょ」



レストラン街で色々食べて、その後は並盛を知らない気まぐれさんのため歩いて並盛の街を紹介。
ユナのご厚意でありデートでは断じてない。

「今日はありがとうございました、ユウさん、ユナさん」
「こちらこそ!」

そういって黒曜中学校の前で分かれた。

気まぐれの後姿が見えなくなるまで、ユナは見送っていた。

*END