二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常】Distance【コメオリキャラ募集】 ( No.123 )
日時: 2012/01/23 18:58
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

#30「サボリ部」


何でヴァリアーが日本の
こんなうさん臭いステーキハウスに居るのかは全く持って分からなかったが、

……ルッスの奢りでステーキを食べに来たのか。


「……おい、貴様」

顔に傷のある男……ヴァリアーのボスであるXANXAS。
今XANXASに睨まれている。

一生涯でこんなこと中々無い。
今までの誰よりも怖い。

「美緒の先輩に何か用ですかー?」

何故か「如月先輩」ではなく「美緒の先輩」と言う所に
かなり引っかかるものを感じた。

XANXASはまだユウと美緒を睨んでた。

「貴様、沢田綱吉の知り合いか」
「ええ、まあ」
「美緒も知ってますー」

あのXANXASにタメ口を利いている美緒。
まるでローラだよ。

「ボス〜、お肉食べようよ!」

既にテーブルについてボス待ちのヴァリアーの面々。
藍色の長い髪の女の人が言った。

「……」

XANXASは皆の所へ戻っていった。

「先輩ー、あれ誰ですか?」
「ツナの敵のようだけど味方なんだよ」
「ああ!! ……どういうことですか?」

理解したのかと思ったら全然違った。

「てゆーか、あの格好絶対浮いてますよね」

あろうことかヴァリアーに向かって指を差して美緒が言った。
確かにあの隊服はカントリーなこの店では浮いてるけど。

「何の集団なんですか? 宗教ですかね?」
「暗殺部隊だよ! 好き勝手言ってると王子がナイフ投げてくるぞ?!」

ヴァリアー知らないのも無理は無いが……、
宗教団体がこんな格好でステーキ食べるか?

「ナイフ? 王子? どんな宗教ですか?!」
「暗殺部隊だよッ!」

ボスと目が合った。睨まれた。

「ししっ、よく分かってんじゃん」

長い前髪の少年……こいつこそが王子のベルフェゴールである。

「……あれ、前見えてんすかね?」
「コラ静かにしろ」

ベルのほうを見てこっそり呟く美緒。
大概にしとかないと本当にサボテンにされてしまいそう。

「ボンゴレボスの友達なんでしょ? 一緒に食べない?」

藍色の長い髪の人が言った。
……この人誰だろう。

「あら! いいじゃない! 一緒に食べましょう!」

ルッスも乗り気になったので断りづらい、というか断れなかった。

「ええ! 是非お願いしますッ」

ユウはこう言ったが声が裏返った。
美緒が半笑いだった。

「本気ですか?」
「だってしょうがないもん!」