二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常】Distance【企画進行なう】 ( No.163 )
日時: 2012/04/02 13:25
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vlinVEaO)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

#45「スポンサーと地元最凶の二重プレッシャー〜てへぺろで乗り切れ〜」

※サブタイに突っこんではいけません。




しばらく沈黙が続いた。
何故なら、二人の視線の先には……。

「そのへんにしとけ」

中折れ帽、スーツを着こなし、黄色のおしゃぶりを持つた赤ん坊が立っていた。
彼こそが、あの沢田綱吉の家庭教師(一応)、リボーン。

「……赤ん坊」

せっかくいい所だったのに、とでも言いたそうな雲雀の表情。
しかしリボーンは構わず続ける。

「そいつ、ボンゴレが実は密かに、裏から支援しているんだ」

ユウのほうを見ながら、リボーンが言った。

「……は?」

訳が分からない、と言う表情でリボーンを見ているユウ。

「地元の、プロのクラリネット奏者の卵を、ボンゴレが全面的に応援しているんだぞ」

しかし、そんなことには気にもせず続けるリボーン。

「リード、楽器全てにおいて、ボンゴレがサポートしているんだ。
 だから今度のソロコンテスト、勝ち抜かないと……」

リボーンが黒く笑った。

「理由は分かったよ、今日はこの辺にしておいてあげる」

雲雀は、リボーンに視線を向けて言った。

「だけど、大会は勝ち抜けてよね、じゃないと咬み殺す」

再び視線をユウに戻して、雲雀は言った。
目がマジだった。

するとユウは、雲雀とリボーンにこう言って去っていった。

「てへぺろー」

スポンサーと地元最凶の二重プレッシャー、
果たしててへぺろで乗り切れるのだろうか。

「……ねえ、赤ん坊」

雲雀は、リボーンに視線を向けて言った。
そして、トンファーを振り回し出した。

リボーンは、軽い身のこなしで、トンファーをよけていく。

「楽しいね、赤ん坊」
「如月ユウよりは楽しめるだろ?」

何気に失礼なことを言ったリボーン。

「如月ユウ……っていうんだ、なかなか粘り強い小動物だったけどね」

意外と好評価だった。