二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常】Distance【参照1000超】 ( No.172 )
日時: 2012/12/25 18:01
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: CXVRcwYu)

#50「好きならば 好きだと言おう ごまかさず 素直になれよっ」




「何で、今更、更新再開しようと思ったんですか?」

軽く机を叩きながら、「今更」を強調しつつツナは言う。
相手の少女もまた、こう反論した。

「しょーがないでしょ、思い立ったら吉日って感じだもん」

少女の正体は、察しがついていることと存じますが。
ええそうですよ、私。作者よ。

「いやいや唐突すぎるでしょ、いきなりクリスマスの日に出番だったなんて」

ものすごい勢いで否定するツナ。

「ま、どうせアンタは暇でしょう、と思って」

クリスマスの予定なさそうな感じだし構わんよねー、と呟きながら麻婆豆腐を食べる作者。

「え、こんな日にこんなことしてるあんたの方が暇なんじゃ・・・・・・」
「あ? んなこと言ってると出番ゼロにするぞ」
「すんません」


オリキャラの方が出番が多い。原作の主人公なのに。
そんなことを実は地味に気にしていたツナ。

そりゃ、あっち(原作)じゃ死ぬ気になって超カッコイイもんね? 超強いもんね? 白蘭なんかフルボッコだったもんね?

こっち(この作品)じゃ本来の役割や立ち位置が決まっちゃったもんね?

「いらんこと言うなー!」 

心折れそうなツナを尻目に、北大路はこう言い放った。



「クリスマス、京子ちゃんと過ごせたかー?」
「・・・・・・いらんこと言うなー!!」




ツナのクリスマスは、そういうことだったらしい。
それだけ言うと、満足して作者は帰った。

思い出も、幸せも夢に忘れてきましたが。
そんなツナの虚しい叫びと、「ありがとうございましたー」と北大路を見送るバイト店員のアリスの声だけが店に残った。

「あいつ何やってんだ?」

静かにユウが問う。

「バイトだろ」

ユナがつぶやいた。