二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【REBORN日常編】Distance【オリキャラ募集】 ( No.32 )
- 日時: 2011/08/29 12:09
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: Qs8Z87uI)
#12「姉妹はどこか似るでしょう」
「ユウー、足は大丈夫か? ハハッ」
「大丈夫じゃないです」
「ケーサク!! この人誰??」
さっきまで仲良くお喋りしていたと思われる恵作と「リス」がこちらにやって来た。ラッキー、自分から話しかけないでいいじゃん。
「あ、如月ユウって言います」
「ユウちゃん? あたし栗鼠天魔って言うの!! リスとか天魔ちゃんって呼んで!!」
なるほど、栗鼠天魔だから、「リス」とか「天魔ちゃん」って呼ばれてたんだな。
「じゃー『リス』でいいか?」
「いいよ!! じゃあ私は『ユウ』って呼ぶね!!」
お友達、ゲットだぜ。出会いの機会は大事にしたいですね。
「オイオイ、イケメンいないじゃんかあー」
「厄介なの出た……」
「イケメンと出会える」等と適当な事を言って連れ出したが、どうやら本気にしていたようだった。忘れてた……。
「ねえユウ、あの変な人誰?!」
「あの変な人は、如月ユナとか言う私の姉らしき人物でして……」
一瞬だが、リスの顔が怪訝になった気がする。
リス、お前今『ユウにはこんな変な姉が居る』とか思ったろ? そうなんだろその表情。
事実、イケメンに目がない変な人だが……。
「へー!! そっくりだねー!!」
「あー、やっぱ? よく言われるんだよな」
あんまり嬉しくないのは何故だろう。姉が変人だから?
「イケメンー!!!!」
ついに発狂してしまった姉。
そんなにイケメンが見たいなら「イケメンパ○ダイス」見てればいいのに……。
「……おやおや?!」
いきなり静かになったユナは、あろうことか市民プールを出て行った。
「あれれ?? お姉さんどこ行ったの??」
「イケメンレーダー反応したらああなるんだ」
「追ってみる??」
リスが好奇心に溢れたような声で言った。
「行ってみますか」
私達は立ち上がって、ユナの後ろ100mを付いていくように歩いていった。
「おやおや?」
ユナが立ち止まったので、私達も同じように立ち止まり、パラソルの陰に隠れた。微妙に隠れ切れていないが。
「あれ、誰だ」
直立しているユナ視線の先に居たのは……
紺色の猫のようになっている髪、日焼けしている肌。亜麻色の瞳、背の高さはやや小さいが何より……
「あの人そこそこイケメンじゃね?」
「あー!! 確かにそうかも」
……ユナの恋物語、始まる??