二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常編】Distance【オリキャラ募集】 ( No.42 )
日時: 2011/09/02 18:58
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: dCkmB5Zo)

#14「言い訳maybe・・・メイビーっどうだっけ(恵作サイド)」


「とりあえずは赫々然々(かくかくしかじか)だ、じゃあな!」

逃げるが勝ち。俺は走って逃げた。

「ええ?! 部下ないディーノさん残して行くの?!」

ツナたちは唖然としてたが、そんな事気にしてたら間に合わない。
千華もイタリアのメンツだけで何とかできないものか、考えて欲しかったが俺だけハミゴ、って言うのもアレだったので気にはしなかった。

幻覚製のロッカールームで着替えて、急いで家に戻りパスポートや戦闘道具を持って、また空港へ向かって走った。

*5時間後


「お客様」

何か、可愛らしい声が聞こえた。

「お客様、お客様」

はっと声のするほうを見た。可愛らしいCAさんだった。
てことは、もうローマか。

「あ、すいません、寝てました」
「そうでしょうね、10分ほど眠っておられましたもの」

10分間も起こし続けていてくれたのか……。
俺はCAさんに申し訳ない気持ちで一杯になった。

とりあえず飛行機から降りた。
どこの空港も降りたときは同じような景色に俺は見えた。

搭乗の対義語って何だ……? 
とりあえずその手続きをして、流れて来てた荷物を持って、空港のロビーに戻った。ちなみに形の複雑な鞄は、最初の方に流れ出て来るそうだ。ギターケースとか。

そこからタクシーを拾って、とりあえずアジト周辺で下車、その後歩いて10分で着いた。
アジトの詳しい位置は秘密ですので悪しからず。

手押しの扉を開いて、中に入った。

革張りの椅子が、扉から見て一番奥に千華、それを取り巻くように端にはイタリア支部に居る主要メンバーが居た。会議室を思わせる並び方だ。

「遅い」

日本からはるばる来たんだから当然だ、とか言いながら空いていた席に着いた。一番後ろだった。

「えっと、もう知っていると思うけど、ベロニカがボスのリフレッシュ用のボックス兵器を何故か開させたままにして、何処かへ消えた……」

聞いていた話とはだいぶ違っていた気がするが、とりあえず聞いていた。ていうか聞き流していた。

「と、言う事です」
「つまり一刻を争うんですね」

いや、本当はもっと複雑なのだが、要約してこういうことだろ? 違うか?

つまり、ベロニカがボックス開けちゃって、亀さん巨大化しちゃって、ファミリーが食われちゃった。壊滅も時間の問題かもね。

ということだそうだが、肝心のトラブルメーカー・ベロニカはというと……

「貴方は もう忘れたかしら♪赤いてぬぐい マフラーにして♪」

ビールを飲みすぎてベロベロ・ベロニカ。
本当に神田川に落としたかった。

「二人で行った 横丁の風呂屋♪ 一緒に出ようねって 言ったのに♪」
「神田川落とされたいか?!」

ついに我慢ならなくなったが、こんなことしてる場合じゃなかった。
ファミリーが食われたんだ……。

「とりあえず、一旦捕獲してみたら……」
「駄目、金網を食い破るんです」

金網を食い破るって……。怪物じゃないかよ……いや、怪物だろうけど。

日本にいる呑気な連中が羨ましくなってきた恵作だった。