二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常編】Distance【オリキャラ募集】 ( No.53 )
日時: 2011/09/20 12:00
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: dCkmB5Zo)
参照: http://ameblo.jp/peace0913/

#17「亀をたずねて3千里、でなく3千メートル、すなわち3キロ」@イタリア


作者の空想だが、おそらくかなり広いであろうと思われるキャバッローネのアジト本部。
100平米位はあるのだろうか。ここに住みたいが足手まといなだけだろうな、と恵作は考えていた。

「千華、亀の位置情報は?」

腰につけてあるトランシーバーから、マイクとイヤホンを巻き取って、イヤホンを耳に装着し、マイクを口の辺りに近づけて喋った。

『樫野さんの今居る位置から西に300メートル、北に180メートル』

方位感覚は身に付いている恵作。
西に北に廊下を疾走。恵作に続いて部下も続く。

「コレか?!」

通常の亀に比べて30倍ほどはありそうだ。
甲羅もややトゲトゲしい感じがする。

何か無性に「特命係の亀山ァ!」と叫びたくなった気がするのは何故だろう。今違う人だけど。

「コラ! 亀!」

伊丹憲一ですか? いいえ、樫野恵作。
トリオ・ザ・捜一ですか? いいえ、キャバッローネファミリー。

『ふざけてる場合じゃないわ樫野さん』

冷徹、というか冷めていると言うか……。
冷ややかな千華の声が雑音混じりにイヤホンから聞こえた。

「すんませんした」

叱ってくれる感じの子がタイプですか? 
いいえ、そうでもないです。伊丹じゃないですから。

「で、どう攻撃すればいいんだ?」

恵作は目の前にいるデカい亀を見据えた。

『下手に攻撃をすれば樫野さんも食べられる可能性があるわ』
「慎重に攻撃しろと?」
『とりあえずはね』

だがこんなデカブツ……

どこをどう攻撃した所でダメージが与えられえるんだ?
あの甲羅には攻撃を当てた所で効かないであろうに。

『Buona fortuna.(健闘を祈るわ)』