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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【REBORN】Drawing Days【日常編】 ( No.8 )
- 日時: 2011/08/05 15:23
- 名前: 桜庭 ◆Hy48GP/C2A (ID: udZFMs3r)
- 参照: 勉強に殺されそうです
#6「もっと頭を使いなさい」
「ぶっ」
獄寺が嘲笑うような、バカらしいと笑うような、どっちとも付かない表情を浮かべた。
エリートに浮かばないような、ユーモラスな発想じゃね? と私は一人で心の中で思った。
「おお! それはいいのな!」
「ランボさんも行く行くー!」
バカな数名が、私の計画に喜んで飛びついてきたのを、獄寺とユナがあきれた顔で見ていた。
「いやいやいや」
数名の興奮に水を差すようにユナが言った。
「つか、黒曜まで歩くの? 嫌だかんなうち」
「そうっすよ! 大体、OKしてくれるかどうかも……」
と、言うのは建前で本当は歩くの面倒だからなんじゃないの? と言おうとしたが確かに面倒だ。しかしこのまま暑い思いしてまで宿題も……ね。
「ランボさん、早くプール行きたいもんね! 早く連れてけ! きさらぎぃ!」
分かっているというのに何度も言うなアホ牛、と喉まで出かかった言葉をギリギリ飲み込んだ。
子供相手に切れるような、どっかの不良と違って、私は思いやりに溢れているのだから。……嘲笑なら好きにしなさいよ!
「じゃ行きますか」
すっと、山本が立ち上がった。
「い、いや、行くって今?!」
「たりめーだろ! 早くプール入りてーしな」
「ランボさん、プールで泳ぐんだもんね!」
めっちゃワクワクしている、もしくは口には出さないがそうである人、京子、ハル、山本、イーピン、ランボ、私。
めっちゃげんなりしてる人、獄寺、ユナ。
「表情から読み取るに、行きたそうな人が多数なので行きましょう御姉様」
「はあ?! いやいや……」
頑なに行こうとしないユナを見かねて、私はユナの耳元で囁いた。
(イケメン……水着姿……出会いが……)
「分かった行く」
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