二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【リボーン日常編】Distance【クリスマスSP編】 ( No.87 )
日時: 2011/12/26 14:58
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

#クリスマスSP編「逃走中もまた闘争中」6


完結まで3ヶ月を要しそうだ←




校内10個所に2本1束のドラゴン花火を、
ポケットの中の100円ライターを使って花火を上げる。

花火の残りの数だけハンター放出。

「あ、花火だ」

本と本の間に花火を見つけた。
が、本に挟まっているまま点火しないといけない気がした京子は……

カチッ

あろうことかそのまま火を着けた。
花火がはさんである本は本棚の上から3段目。
だから間違いなくその上の本は……。

ジジジジジジジ……

京子はそのまま走り出して図書室を抜けた。
近くに居た恵作も、この花火で気付かれると思い逃走。

パンパン! 

花火が上がった。何か焦げ臭い匂いも漂った。
きっと燃えてしまったのだろう。

花火は残8本。


*放送室

「で、誰が20分間逃げ切れるか予想しなさいって事ね」

話を一回聞いただけで10割を理解した千華。

「要するに逃走中と同じなんだね」
「はひ! 一度やってみたいと思ってたんですけど、
 ハルは足が遅くて向いてないかとも考えたんです!
 でもこういう形で参加できてハッピーです!!」

ウキウキのハルとアリス。

「うん……分かった」

コクリと頷いたクローム。

「勿論! 10代目は逃げ切りますよ!」

自信満々の獄寺。
その10代目は今足が震えてる状態です。

「ハルは、京子ちゃんを応援したいです!」
「バカ、応援じゃなくて逃げ切る奴を予想するんだよ!」

ハルに対しての獄寺の言動の荒さには
何か嫌なものを感じる。いや、作者が。

5分間の議論の末まとまった結果がコチラ。
予想が当たれば「特典」が。

獄寺⇒断然ツナ

クローム⇒ツナ……かな?

アリス⇒意外と山本

ハル⇒京子ちゃんガンバレ

千華⇒樫野君、特典持って帰ってきてね^p^


「くしゅん!」

くしゃみをかますツナ。

開始4分半経過。
今なお足が震えてるツナ。

クロームと獄寺に逃げ切れると予想されてるツナ。
だがそんな事は知らないツナ。

「あ、花火だ……」

窓のサッシにジャストフィットしている花火を見つけたツナ。
京子とは違い、ツナはそれをサッシから外して、ちゃんと床に立てておいてから点火した。

ジジジジジジジ……パンパンパン!

花火の音にビビリながらも逃げ出すツナ。
と、そこに……


「……」

黒い影。
紛れもなくハンターだった。

「で、出たああああぁぁぁぁ!!」

情けない叫び声をあげ一目散に逃げ出すツナ。
だがハンターの早いの何の。

怖気づいたツナは何も無い床で躓いてこけた。

[>確保に成功しました/沢田綱吉

「痛かったあ……」

あっけない最後だった。