二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【リボーン日常】Distance【あけおメリクリ】 ( No.95 )
日時: 2012/01/05 15:25
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

#クリスマスSP編「逃走中もまた闘争中」8


*牢獄(放送室)


「……ねえ」

不満そうな目をした雲雀が月岡を鋭く睨んだ。
月岡は微動だにしなかった。

「何だ?」

微動だにしなかった月岡の足が微妙に震えだした。
雲雀の鋭い目は月岡を捉えたままだった。月岡の足が更に強く震えた。

「もう1月5日だよ、いつまでこんなつまらない茶番に付き合わないといけないの?」

ごもっともである。月岡は黙っていた。
更にあしを振るわせながら。



「お! これが花火か?」

4本目の花火を発見した山本。
何の疑いも無く花火に火をつけた。
すると、みるみる表面が焦げていった。

が……。

「あれ?」

それだけだった。

だが数秒後には、花火らしき黒焦げの物体が……

「あ!」

突然赤く光りだした。
危険を感じた山本はすぐに低姿勢で走って逃げた。

職員室は2F、学校のいわば中枢のようなものである。
並中の場合は学校のド真ん中にある故……。








ドッカーーーーーン!!!








静寂を破壊し、
一瞬にしてセットを……

焼け野原にしてしまった。

『あ、それモノホンの爆弾だったわ、やっちゃったぜー』



如月家に毎年届く年賀はがきを、
ポストからチラシ等の配達物と共に家まで持っていく係を、
例によってユウが担当している。

元旦の今日には、100通近い年賀状が届く。
ポスト係の出番である。

「あー、届いとる届いとるわー」

やや関西弁交じりでポストの中身を表した、の図。
沢山のパソコンでプリントされた龍、手書きで味のある龍やただの蛇もいた。

その中に、見覚えのある黒い目玉が印刷されたハガキが目に留まった。

『新年明けましておめでとうございます。

クリスマスパーティーでは大変な失礼を致し申し訳ありませんでした。
お詫びの気持ちとともに我社主催の新年会を開催いたしますので
1月2日に並盛神社へおいで下さい

クロノス社』


「もうこんなの嫌だああああああああああ!!!!!!」


近所一帯の寝正月を楽しんでいた住民が揃って目を覚ました。
そして哀れむ様な目で窓越しにユウに一瞥をくれ、また眠りについた。



新年明けましておめでとうございます。