二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- [ 藍蝶様リク ] ( No.109 )
- 日時: 2011/08/24 17:22
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: Uo0cT3TP)
- 参照: フローシアちゃんだよ^p^
「まあ、その辺に座っててくれよ」
そう告げられ、僕は彼の部屋の隅に座り込みました。おいおい、と声を掛けられたものの動けそうな気がしません。それもこれも、僕が男子のお部屋にお邪魔するのが初めてだからであって……まあ、関係無いですね。ただの復讐……いや予習復習勉強会をするだけなのですから。ちょっとイントネーションを間違えましたが、お気になさらず。
「今日も暑いよなー……ま、麦茶でも飲めよ」
「あ、いただきます」
どちらとも宿題は終わっている為、今日のメインは一学期の復習と予習です。風丸さんは成績も良い方らしいので、お互い協力して勉強していきたいですね。
さっそく新しい単元のページを開き、じっくりと読み込んでいきます。……風丸さんが怪しい視線を僕に向けてきますが、どうでもいいですよね。さあ、早く勉強を進めなければ!
*
カリカリと響いていたシャーペンの音が、突然止む。あれ、と不審に思い僕はふと顔を上げました。そこにあったのは——風丸さんの整った顔。
……はて、僕の顔に何か付いていますでしょうか?
「お前さ、何でいつも学校で一人なんだ?」
「……はぁ」
そんな事、ですか。
確かに僕は教室で一人です。というのも、世間に言わせると僕は『変人』という部類に入るらしいんです。近寄ってこないのなら、勝手に近づく義理もありませんからね。あまり気にしていなかったのですが……風丸さんはお節介ですね、こんな僕を気に掛けるなんて。
さて、どう言葉を返しましょうか。
「仲間や友達など……正直、欲しいと思いませんし、そんな存在に頼る理由もありませんので」
学力さえあれば、生きていけますし。親もそれを望んでいます。逆に言えば、——友達がいないからって生きられないほど、僕は軟(やわ)じゃないんです。
そう告げると風丸さんは……酷く、哀しそうな顔をした……? 何故、彼がそんな表情をするのでしょうか? 理解が及びません。あ、でも、どうしてでしょうか?
ちくりと、胸が、
「……あの、どうして風丸さんがそんな事訊いてくるんですか?」
この感情をはぐらかそうと言葉を返す。え、と風丸さんは不意を突かれたような表情をした。それからうーんと唸りこむと、ぱっと顔を上げる。決意を固めたような瞳に、あれ、また胸が——
「フローシアが寂しい思いしてたら嫌だし、それに……俺が支えてやりたいと思ったから……」
薄らと色づいた頬は、風丸さんの瞳の色をしていた。そして僕と言えば……何故、フリーズしているのでしょう。どうしてか反応が追いつかない僕。可笑しいです、風丸さんは変なこと言ってないのに。僕は変かもしれない、けど。この違和感、というか、もどかしさはいったい……?
「べ、勉強、進めるぞ」
「え? あ……は、はい……」
風丸さんの一言でまた勉強に戻る僕たち。何だったんでしょうか、今の感情は。——でも。
友達というモノも、案外素敵なのかもしれませんね。夏が終わって学校が始まったら、声を掛けてみましょうか? ああ、でも、もし無理でも僕には貴方がいるはずです。そうですよね、風丸さん。いや、貴方だけでいいんです。他の誰とも、貴方とは代われない。
彼のあの言葉がまた鮮やかに蘇ってきて、心がふわふわと浮かんでいく。あ、またです。ねえ、風丸さん。どうしてでしょうか?
——嗚呼、僕は今、実に不気味な衝動に襲われています!
+
遅い+低クオリティ=ジャンピング土下座(キリッ
フローシアちゃんのキャラが難しすぎて不安です;キャラ崩壊してませんかね!?
罵詈雑言文句ばっちこいですよ奥さん!←
ではでは、リク有難う御座いました^^