二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 第百四十八話 戦況 ( No.346 )
日時: 2012/12/24 00:34
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: zXm0/Iqr)
参照: 後書きのテンションがおかしいですがご了承ください

ポケモンリーグ二日目は、一回戦のみで終了するので、レオはもう今日のバトルは無い。
中央会場のポケモンセンターに、先ほど戦った三体のポケモンを預け、レオは他の試合を観戦しにいくことにした。
レオは一試合目だったので、観戦する試合は十分にある。
中央会場には、全てのスタジアムの予定表が映し出されている。
「もうすぐ始まるのは……お、武門スタジアムでチヅルの試合がもうすぐか。後は、シアンの試合も見ておきたいな。二、三回戦で当たるかもしれないし」
ポケモンリーグでは、一戦ごとに対戦相手がシャッフルされるため、発表されるまで次の相手が誰か分からない。
キラとフウカの試合は時間がいろいろと被っているため、とりあえず、レオは武門スタジアムへとチヅルの試合を見に行くことにした。


チヅルの試合は、なかなかのハイペースで進んでいく。
一体目、二体目は共に相打ちという、互角の戦いの中、今はお互いの最後のポケモンが戦っている。
「ググズリー、ぶち壊す!」
「エビワラー、マグナムパンチ!」
チヅルの最後のポケモンはググズリー、チヅルの相手はボクサーのような姿のパンチポケモン、エビワラーを出している。
ググズリーの全力の拳の一撃と、エビワラーのミサイルのような拳が激突する。
先ほどから、激しい殴り合いが続いている。どちらも一歩も引かない。
「ググズリー、地震攻撃!」
ググズリーは地面を踏み鳴らして地震を起こし、エビワラーを吹っ飛ばす。
「くっ、エビワラー、マグナムパンチ!」
「させないよ! ググズリー、インファイト!」
エビワラーは何とか体勢を取り戻し、ミサイルの如きパンチを放つが、ググズリーは拳をかわしてエビワラーの懐に潜り込むと、エビワラーに怒涛の連続攻撃を叩き込み、最後に必殺の拳で思い切りエビワラーを吹っ飛ばす。
「しまった、エビワラー!」
エビワラーは勢いよく吹っ飛ばされ、戦闘不能となる。
チヅル、一回戦勝利だ。
「よっしゃ、チヅル勝ったぞ。さて、次は龍門スタジアムに戻って、もうしばらくしたらシアンのバトルがあるな」
武門スタジアムを後にし、レオは龍門スタジアムへ向かう。


シアンのバトルは、シアンがなかなか優勢だった。
シアンのポケモン、ギギギアルは二体目だが、既にシアンの相手のポケモンは三体目。
シアンの相手のポケモンは、ゴーストタイプの手掴みポケモン、ヨノワール。
しかしこのバトルも、ギギギアルが押している。
「ヨノワール、炎のパンチ!」
「ギギギアル、トライアタック」
ヨノワールは炎を灯した拳を構え、殴りかかるが、ギギギアルは赤・黄・青の三色の光線を放ち、炎のパンチを相殺。
「ギアソーサー」
「くっ、ヨノワール、守る!」
ギギギアルは二つの歯車を投げつけ、対してヨノワールは結界を作って歯車を防ぐ。
「そこだよ、ぶち壊す」
結界が切れた瞬間を狙って、ギギギアルは赤いコアを高速回転させ、全力で突撃する。
「しまった、ヨノワール、守る!」
ヨノワールは慌てて結界を張るが、守るは連続で出すと力が落ちてしまう。
ギギギアルは結界を難なく破壊し、正面からヨノワールに激突、盛大に吹っ飛ばす。
ヨノワールは地面に落ち、戦闘不能となる。
「よし、シアンも勝った! あのギギギアル、なかなかのやり手だな……」
レオも周囲の歓声に合わせ、拍手。
もうすぐ、今日の日程も終わる。明日の対戦相手が、発表される。


時刻は夕方。
選手たちは、ぞくぞくと自分たちが戦ったスタジアムへ戻っていく。
「さあ、選手の皆さん、一回戦、お疲れ様でした!」
実況の声が響く。
レオがモニターを見据えると、
「レオ君、お疲れ」
後ろから声をかけられた。そこにいたのはシアン。
「シアン! 試合見てたぞ、ギギギアル強いな!」
「まあね。でもポケモンが強くても、トレーナーである自分が未熟だからね。まだまだだよ」
レオの言葉に、シアンは謙虚に返す。
そして、
「只今より、第二回戦の対戦相手を発表いたします!」
実況の声と共に、モニターの顔写真が動く。
「この組み合わせです……どうぞ!」
レオの相手は、ロングヘアーの黒髪で、ぼーっとした感じの少女。
シアンの相手は、茶髪のショートヘアーで、目つきの鋭い青年だ。
「次の相手はあいつか……どんなポケモンを使ってくるのか、楽しみだぜ」
レオは軽く頬を叩き、気合を高める。シアンの無表情な目つきも、若干鋭くなる。
とりあえず、今日は夕飯を取って、しっかり体を休めることが大事だ。
「さて、中央会場の食堂でカレーでも食うか!」
レオは中央会場に行き、明日に備える。
食堂に着き、レオはカレーライスを頼み、食べていると、
「レオー!」
チヅルが駆け寄ってきた。
「やばいやばいやばい! レオ、やばいんだって!」
人がたくさんいる食堂で、大声でレオに駆け寄るレオ。天然だ……。
「どうしたのさチヅル。後人がたくさんいるから、なるべく小さな声で——」

「私の次の相手、例の4番!」

「なにっ!?」
レオは慌てて振り返る。チヅルがいきなり、4番との戦い。
「一回戦もあの人すっごい強かったよ。ガブリアス一体で、一番手と二番手を倒して、三番手と相打ち。一体で今日の試合を終えちゃった」
やはりとんでもないトレーナーだ。何者だ?」
「なあチヅル。そいつの名前、何て言ってた?」
もう本戦なので、名前も明かしているはず。
チヅルは思い出すように少し考え、
「そうだ、思い出した」
チヅルの口から、4番の名前が明かされる。

「シュウヤ、って名前だったかな」

シュウヤ。それがあの4番の名前。
「へえー。聞いたことないけど、やっぱ強いんだな」
「とりあえず、負けても最高の戦いができるように頑張るよ。どうする、勝ったら?」
「それはそれで面白いんじゃないか? 頑張れよ」
「うん、任せといて!」
そして、チヅルは行ってしまう。
「さて、僕もとっとと飯食って、明日に備えるか!」
レオのやることは、明日の試合に集中するのみ。




さて、4番の正体が判明しました。シュウヤです。お気づきだと思いますが、漢字に変換すれば『秀夜』です。前作ではザントに敗れましたが、ここにいるということは、ソルナのジム戦でリベンジを果たしている、ということです。その強さは、既にここまでの話の中でわかるでしょう。新たなポケモン、今のところガブリアスですが、他にはどのようなポケモンを連れているのか、お楽しみください。そして、更なる盛り上がりを見せるポケモンリーグ、次回は、二回戦です。それでは、次回もお楽しみに!