二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

*第1話* ( No.1 )
日時: 2011/07/07 17:40
名前: 茜音 (ID: icsx9rvy)

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円「ミヤビ、サッカーやろうぜ!!」
雅「やらない」
円「良いだろ?やろうぜ!!」
雅「私忙しいから!!」

きつく言われた円堂はしょんぼりとしつつ部室に戻って行った。

風「見に来るだけでも来てくれないか?」
雅「風丸までも…Σ」
風「俺達、幼なじみだろ?」
雅「そんな事、関係ない」
風「そうか…」
雅「ハァ………」

私、空凜クウリン 雅。
円堂守と風丸一郎太の幼なじみ。
守の事が気になってこっそり高架下に向かう。

円「行くぞ!!」
雅「サッカー、かぁ………」
円「あ、雅!!」
雅「………何?」
円「少し蹴りあいしようぜ!!」
雅「少しだけなら」
円「ありがとな^^!!」
雅「別に…」

二人で淡々と蹴り合う。

雅「まも、…円堂はサッカー好きなんだね」
円「あぁ!!!」
雅「そっか……^^」
円「雅もサッカー好きだろ?」
雅「っ!!」
円「どうしたんだ?」
雅「私はっ、私はサッカーが嫌いだ!!!」

ボールをゴールに向かって思い切り蹴り飛ばす。

円「雅…?」
雅「あ、ごめん」
円「今のはシュート凄いな!!」
雅「………クスッ」
円「やっぱサッカーをやってただけはあるんだな!!」
雅「円堂には負けたよ…^^」
風「随分楽しそうだな」
雅「風丸」
風「雅が笑ってる……!!」
雅「私が笑ったら何か悪い?」
風「悪くはない、と思うぜ」
雅「でしょ?(ニコッ」
円「じゃあ、風丸も雅もサッカー部に入ろうぜ!!」
風、雅「それは無理」
円「えぇー;」
雅「じゃあね」

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私はサッカーをする事は多分できない。
いや、出来ないんじゃなくてしようとしないだけ。
あの時、あの場所で受けた傷を私は一生忘れないだろう。
私は、元帝国学園のサッカー部。
鬼道や佐久間と仲が良かった。
今は話さえもしない。
会っても無視だろう。

雅「サッカー、好きなんだけどなぁ…」

好きだからこそサッカーは出来ない。
私は醜い————

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