二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

*第8話* ( No.18 )
日時: 2011/07/08 10:04
名前: 茜音 ◆lirqr6DwLQ (ID: AEu.ecsA)

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影山「今から試合をしてもらう。得点を多く入れた者から順にレギュラー入りだ」
雅「……(絶対にレギュラーになるっ!!)」
影山「各自、頑張りたまえ」

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【雅、鬼道、佐久間、源田……etc】
【その他のメンバー】

雅「(鬼道と一緒か……)」

少し嬉しかったのは秘密。
ピーーーッ
開始の合図が鳴り鬼道がキックオフ。

雅「鬼道、私にボールをっ!!」
鬼「あぁ」
雅「ありがとう」

鬼道から貴女にボールが渡る。

雅「ブラックウィングっ!!」

ゴールにボールが突き刺さる。

雅「ふっ…♪」

ここに来て初めて見せた雅の笑顔。

雅「さぁ、皆次行くよ」
佐「決心したようだな、雅の奴」
鬼「それぐらいしてもらわないと困る」

キックオフで始まる。
辺見がボールを佐久間に渡す。

佐「雅、鬼道、『アレ』行くぞ!!」
雅、鬼「(コクッ」
雅「クラウンザシュート」
雅、鬼、佐「クライムッ」

超回転のボールが相手キーパーごとゴールに突き刺さり一点が追加。

影山「そこまでだ」
雅「ハァハァ……」
影山「空凜チームが2点か…では空凜チームがレギュラーだ」
全「はいっ!!」
雅「うっ…!!!」

突然倒れ込む貴女を佐久間が支える。

佐「雅っ!?」
雅「あ゛ぁ゛ぁ゛あっ!」
佐「大丈夫かっ!?」
鬼「佐久間、『雅』を部屋に連れて行くから手伝ってくれ」
佐「鬼道、今雅の事を……」
鬼「早くしろ」
佐「あ、あぁ」

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雅「すーっ…………」
鬼「後は俺が見ておくから佐久間は練習に戻れ」
佐「鬼道…雅が好きならいい加減に素直になれ」
鬼「っ!!」
佐「じゃあ、頼む」
鬼「……っ」

パタンッ

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鬼「……すまない」

なぜ俺は最後まで雅を守ってやれなかったんだろう。
いくら影山総帥からの命令でも、春菜のためでも雅を傷付けすぎた。
しかし、雅は帝国に戻って来た。
今度は大切にする。
俺の全てを掛けて、……雅を守り愛せるように————

雅「…鬼…っ……道……」
鬼「愛している、雅」

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