二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 星の輝き ( No.111 )
日時: 2012/03/09 17:52
名前: 水月◇51watelmoon16 (ID: SuDcL78Z)

すると、メタナイトがルエの元へとやってきてこう言った。

「ルエ、フームが呼んでいる。」

「フームが!? (……まさか、あの声を聞いたんじゃ……。)」

「今すぐに行った方がいい。」

そう言い残して、メタナイトは去って行った。

(……どうしよう……!! この事を知っていたら……!!)

ルエは、全身の血の気がさっと引いていくのを感じた。
カービィはまだ、呑気に飴をなめている。

ルエは立ち上がると、カービィの方を向いてこう言った。

「カービィ、私はちょっと出かけてくる。」

「ん〜、いっへらっひゃい(いってらっしゃい)。」

ルエは翼を広げると、フームのところに超特急で飛んで行った。

—図書館—

その頃、デデデ大王とエスカルゴンはと言うと…。

ルエが生まれつき持っている『聖なる力』について、図書館にあるパソコンで調べていた。

「エスカルゴン、まだかぞい?」

「もう少しお待ちください、陛下。すぐに資料が出てくるので……あ、ありましたよ!」

「なんて書いてあるんだぞい?」

「えーと……。『聖なる力とは、純白の光の力の事。この力が発揮されれば、世界は光に包まれるという伝説がある。
ただ、感情が爆発した時や誰かを守りたいときに放出されやすく、封印されている事もある。封印されると、敵味方関係なく吹っ飛ばすことができ、その威力は家一個分ほどある。』……ですって。」

「そ、そんなすごい力をルエは持っているのかぞい!?」

「そういうことになりますね、陛下。でも、私は生憎、あのルエとは一緒にいたくないでゲス。」

「何でだぞい? ルエは優しいぞい。」

「陛下、そのうちルエの本当の正体が明らかになっていくでゲス。それで、私はあいつを嫌っているでゲス。」

「教えるぞい、エスカルゴン。気になるぞい。」

「いくら陛下でも、これだけは言えないでゲス。」

「……そういう事なら、仕方ないぞい。エスカルゴン、帰るぞい。」

「あ、待ってくださいよ、陛下。」

デデデ大王が先に行くと、エスカルゴンはパソコンを閉じる。
そして、デデデ大王の後を慌てて追った。