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「・・・さあ、できたわよ。」
メープルが、出来上がったスープを運んできた。
ルエは、「ありがとうございます。」と言って、スープを受け取る。
そして、スプーンを使いスープを口の中に入れた。その味は、
「！・・・おいしい！」
厳選された野菜のうまみと甘み、そしてベーコンのうまみが程よい味わいを生み出していた。あまりのおいしさに、ルエは驚いた。
「美味しいの！まあ、それはよかった！いっぱいあるからどんどん食べて！！」
メープルは、そう言うと台所に戻った。
スープを食べているルエの顔は、幸せそのものだった。
(・・・久しぶりだな。こんなにおいしいものを食べたのは。)
心中でそう呟き、二口目に入ろうとした。だが、
カチャン。
急に感覚が鈍くなり、スプーンをテーブルに落とす。そう、ルエは睡眠薬を飲まされたのだ。
(・・・体が・・・・・痺れる・・・・・。)
ドサッ。
逃げようとしたが間に合わず、ルエは気絶。
その光景を見たメープルは、マイクのようなものを使いカービィに報告した。
「作戦は成功したわ。今、そっちに運ぶわね。」
「分かったよ、メープル。協力ありがとう！」
プチッ。
会話を中断すると、メープルは眠っているルエを背負い、治療室へと運んで行った。