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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 星のカービィ×光の堕天使のコラボ! 星の輝き ( No.54 )
- 日時: 2011/08/05 23:18
- 名前: 水月 (ID: SuDcL78Z)
「堕天使が・・・不吉の象徴・・・。」
瞳が恐怖で染まっているルエは、呟くように言った。声が・・・震えていた。
その言葉を合図に、住民たちは、たくさんの石を抱えて立ち上がる。
そしてこう言った。
「「「「「「お前は不吉の象徴だ!ここから出て行け!」」」」」」
すると、住民たちは抱え込んだ石の一つを、ルエに向かって投げた。
ルエは防ごうとするが、たくさんの石が体にあたり、傷を作っていく。
だが、住民たちはルエをためらいもなく、どんどん石を投げつけた。
浴びせられる罵声に加え、石での暴行がルエを苦しめる。
ルエは住民たちに向かって、抵抗の言葉を発した。
「・・・ぁ・・・ぉ・・・!」
だが、ルエの声は住民たちには届かなかった。なぜかというと・・・声が・・・出ないのだ。
(・・・え?・・・声が・・・出ない・・・!なんで・・・!)
異変に気付いたルエは、必死に声を出そうとする。が、いくら頑張っても、ルエの声は出ないままだった。
ルエの声が出ないのに気付いた住民の一人は、ルエをまるでののしるかのように言った。
「声が出ないのなら好都合だ。お前がここから出て行くまで、どんどん投げてやる!」
その言葉を聞いた瞬間、ルエはうずくまった。頭を抱え、全身が恐怖で震えていた。
そんなルエを、住民たちは気にせず、そのまま石を投げ続けた。
ルエの全身に傷ができ、口の端からは血が出ていた。
カービィは、どうする事も出来ずにその光景を見つめていた。
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