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———・・・暗い。
どこもかしこも『闇』だ。
　　　　　　　　　　　　　闇に飲み込まれるのは嫌だ。
全てが暗くなる感じがして、とても怖くなる。
・・・助けて。私をこの『闇』から連れ出して。———
「・・・・・う。」
少女は、気が付いたのかゆっくりと目を開ける。
一方は黒く、もう一方は赤く悪魔の羽の模様があり、傷がついていた。
(・・・・・どこだ、ここ。)
そう思いきょろきょろとあたりを見回す。
そこには、見たこともない部屋が、その少女の瞳に映っていた。
「！！行かないと！」
少女はそう言い、立ち上がった。だが、
ズキン！！
「・・・っ！！」
傷がまだ治っていなかったのか、痛みがはしった。
少女は、その痛みをこらえながら、ふらふらと歩いた。
だが、急に扉が開いた。
「・・・誰だ。」
少女は振り返らず、低い声でそう告げた。
そこには、星の戦士カービィが、息を弾ませた状態で立っていた。