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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 星の輝き コメをくれると助かります! ( No.84 )
- 日時: 2011/08/14 13:11
- 名前: 水月 (ID: SuDcL78Z)
「君は、それだけの理由で簡単に命を投げ出すの?そんなの絶対に間違ってるよ!
命はね、大切なものなんだよ。生きている中で最も光り輝いているものなんだよ!
たとえ、不吉の象徴でも生きる価値はある!命を大切にすることができる!だから・・・!」
と言いかけ、カービィは深呼吸をする。
そして、こう言った。
「自分をもっと大切にして!!」と。
「・・・。」
ルエは黙りこむ。
カービィにこんなことを言われたから、無理はないだろう。
やがて、小さな声で言った。
「・・・ごめん。」
「・・・もしかして、泣いてるの?」
カービィがそう言うと、ルエは頷いた。
この時、ルエは初めて人前で泣いた。
肩を震わせて。涙がただ流れ落ちるだけという泣き方で。
カービィは、泣いているルエに優しい声で言った。
「思い切り泣いても・・・いいんだよ?」
そう言った途端、ルエは泣き崩れた。
今まで、感情を表に出すことがなかったのだろう。
かすかな嗚咽が、漏れ出た。
カービィは、そんなルエを見つめると、頭を優しく撫でた。
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