二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

目を閉じて、ただ、 ( No.117 )
日時: 2011/08/26 17:32
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: PdhEocoh)


「——お姉、ちゃん、」

 ぽろりと無意識のうちに言葉が零れ落ちた。会いたいよ、と心が痛みを、少しの寂しさを訴える。苦しいよ、助けて。何度も何度もそう繰り返していた。無意識のそれは、胸の内にじんわりと黒く深く広がっていった。嗚呼、苦しいよ。言葉にならない悲鳴が気泡となってこぽりと消えていく。私、沈んでる? 違う、それはただの錯覚にも似た願望。今なら海に沈んで死ねるかもしれない。お姉ちゃんと一緒に居られるかもしれない。——だったら、沈んで見せようじゃあないか。ゆっくりと目を閉じた。刹那、目が覚める。気が付けばそこは、真っ白な病室だった。

「嗚呼、やっぱり」

 夢の中でもあなたには逢えないのね。

 閉じた目から雫が伝った。頬を滑り落ちるそれは、涙なんかじゃ、ない。不意に窓の外に雛鳥が写った。飛ぶことを覚えていないそれは、落下していくだけで。何処かでその雛鳥の親の声が聞こえた気がした。がらりとドアが開く音がする。カーテンで覆われた私のベッドの周りがやけに騒がしい。どうしたのかと覗いてみれば、先程運ばれてきたらしい患者さんのお見舞いのようだった。人に囲まれて、幸せそうだなあ。ゆっくりと笑みを浮かべればそのまま私は再び目を閉じた。


     あなたに逢えるように、祈るの。







何で病院? 知りません。
適当に書いていたらこうなっただけでつ。本編とは一切の関係がありません。多分ショックか何かで入院したんでしょう。因みに亜美です。一人称で判断してくだしあ。ちょっとした練習です。最近長文が書けなくなってきている。やヴぁい。意味不明な文が増加しています。やヴぁい。やヴぁいっていうの気に入りますた。はい、では、失礼しまs。