二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 光陰リフレクト『イナイレ短編集』リク募集中! ( No.13 )
日時: 2011/08/04 12:42
名前: 紗夜 (ID: 32zLlHLc)
参照: 勉強三昧。まあ受験生だから仕方ないですけどねー


藍蝶様リクエスト  風丸×朝日ちゃん


「一人で抱えるな」




「朝日?こんなところで何してるんだ?」

ベンチに座る朝日の顔を不思議そうに覗き込んで来たのは風丸だった。爽やかな水色の髪が風に揺れ、ふわりと翻弄される。彼がドリブルをしてる時と同じように。


「……ちょっと考え事。」

そう言って朝日は笑った。その笑顔は何処かぎこちなく、作り笑いという感じのものだった。それを風丸が見逃すわけがない。


「悩んでる感じがするが、何かあったのか?」
「…別に。この先のこと考えてただけ。」

そう言ってまた朝日が笑う。また作り笑いと風丸が不思議に思った。いつもならとても楽しそうに笑う彼女だが、今は全くそんな感じがしない。楽しそうな感じなど微塵もない、少し悲しみすら感じられる笑顔だ。


「一体何を考えてるんだ?」


風丸がそう質問した。でも朝日は答えない。下を向き、唇を少しかんでいるだけだ。


「……朝日……?」



「私ってさ、必要かな?」

唐突に朝日の口から紡がれた言葉はこれだった。
下を向いたままで紡がれた言葉に風丸は驚愕した。えっと間抜けな声を出してしまうほどに。


「何を……言ってるんだ……?」

風丸の声は小さかった。驚きのあまり、声が出ないのだろう。


「……司令塔って言っても、結局一番は鬼道君。私は二番目。そんな私ってホントに必要?」


「朝日……?どうしたんだよ……っ」

風丸はそう言って朝日の肩を掴んだ。驚いているのがよく分かる丸い目がじっと朝日を見つめる。でも朝日は風丸の方を見ようとしなかった。


「私……役に立ってる?私、必要?ねえ、答えてよ風丸。ねえ……ねえ!!」

朝日のが顔を上げる。必死そうな表情が風丸に向けられ、大きな声が響いた。その声は何かを訴えているような、少し怖さを感じるもので、風丸は何も言えなくなっていた。今までそんな彼女を見たことが無かったからだ。


「ねえ!風丸!答えてよっ!!」

必死の朝日の訴え。


「……そう、答えてくれないんだ。やっぱり、必要じゃないんだね、私。」

「っ、違う!!」

必死に絞り出したような声。風丸の声だった。

「おまえは、必要だ!二番目でも、必要なんだ……!!」

今にも泣きそうな声を出した風丸に、朝日は驚いていた。

「……おまえは、二番目なんかじゃない。鬼道と自分を比べるな。おまえはおまえだ。おまえは、古城朝日だろ?」
「か、ぜまる……」

そう言うと、ふわりと朝日は何かに包まれた。

「……悩んでるんだったらちゃんと言ってくれ。」



「……うん……」


朝日の目には少し涙が溜まっていた。







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あれ……これ、病んでるか?

ホントごめんなさい。こんな駄文しか書けなくてすみません!!
藍蝶本当にごめんなさい!!