二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 光陰リフレクト『イナイレ短編集』リク募集中! ( No.16 )
- 日時: 2011/08/13 09:41
- 名前: 紗夜 (ID: 32zLlHLc)
- 参照: ボカロ曲「リンネ」をイナズマキャラとオリキャラで
病み 鬼道×氷歌
※解釈はあくまで私のしたものです。皆さまのイメージと違うことはあると思いますが、それぞれのイメージは違うものなのでそれを分かった上でお読みください。
※グロ表現があると思います。
※氷歌と鬼道さんがいつもと違います。
『リンネ』 「またどうかどうか愛を」
ねえ、ダアリン。あなたは私を愛していた?
ねえ、ダアリン。私はあなたを愛しているのよ?
ねえ、ダアリン。あなたは今、誰を愛しているの?
ねえ、ダアリン。あなたはどうして私を捨てたの?
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどぅしてどぅしてどゥしてどウしてどウシてドウシてドウシテドウシテドゥシテドゥシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ
ドウシテ—————
私はこんなにあなたを思っているのに。
「お譲ちゃん、危ないよ。白線まで下がってね。」
優しい山羊がそう言う。でもその言葉を私は聞き流した。それを聞くような余裕は私にはないから。今、私の頭はあの人のことでいっぱいだから。
「お譲ちゃん、あんた一体何処まで行くの?」
「……何処までも。」
そう、何処までも。私はもう戻れないから。進むことしか許されないから。何処までも行く。いろんなものを背負って。あの人への愛を持って。何処までも歩む。何処までも何処までも、一人で。
「また愛してよ…」
電車の中でそう言ってみた。誰もいない、私しか乗っていない電車の中で。その声はすぐに、泡のように消えていく。虚しいだけの孤独な時間が流れていく。
もう、帰る場所なんて無いのに。もう、進むしかないのに。もう、私の居場所なんて無いのに。
あなたは何も知らずに生きているの?あなたに捨てられた私は、一体これからどうやって生きていけばいいの?あなたは今誰と一緒にいるの?私の居場所だったあなたの隣は、今は誰の居場所になっているの?あなたの心は今誰のものなの?あなたの隣に誰かは本当にあなたのことを思っているの?あなたは今、私を愛しているの?あなたは私の事思ってくれているの?あなたは私のこと覚えているの?
こんなのおかしい
「おかしいよ……」
涙が零れそうになる。私はこんなに思っていても、この思いは空回りするだけで、あなたに届きはしない。あなたの思いを知ることはできないし、私の思いを伝えることもできない。
何も出来ない。一人で歩むしかない。
『氷歌。』
優しい声が聞こえた気がして声が聞こえたところを見てみる。
「有人!!!」
誰もいない。それは分かっている。絵も私は大声でそう言った。
その声は虚しく木霊するだけだった。