二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.10 )
日時: 2011/07/15 23:53
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

良く考えると私の人生って結構漫画的だった。普通の家に育ち、普通の中学校で通っていた普通の女子学生だったのに、突然来た糞生意気な赤ん坊により弟がマフィアの世界に入り私も巻き込まれた。
そしてそのせいでダイナマイトを隠し持つ人間爆弾野郎や恋愛こそが人生の危険なお姉さまに二面性が激しすぎる残念なイケメンに出会って、遭難したり対決したりした。
絶対に誰も信じてくれない境遇だよね。思いだすだけでねーよと思う人生だわ。
だけどここまで漫画的な事ってありですか?


「お前……」
「ハハハ」


髪長男とピンク坊主頭がドン引きしたような眼で私を見つめるが一番ドン引きなのは私なんですが。
いやいや、さすがに木にめり込むってどうなんですか?この木、発砲スチロールか何かで出来てるんじゃないですか?
恐る恐る私はボールがめり込んだせいでおかしな形になってしまった木の元へ向かう。その木は木特有の優しい肌触りで本物だと言う事を理解させる。
どうやら私はリボーン達と同種の人間に近付きつつあるようです。


母さん、事件です。


頭の中で優しく笑う母さんを思い浮かべていると突然誰かに手をつかまれる。その感触はやたら脂っぽくてその感触から円堂が掴んだ事をすぐさま理解させた。
脂っぽいグローブ外せよと突っ込みたいが、その異様なまでに輝いている顔に何も言えなくなった。いくらなんても輝き過ぎだろと言うか、何処に輝く要素があると言うの?


「お前、すっげーな!!マネージャーなんてもったいないよ!選手になってくれよ!!」
「はい…?」
「なってくれるのか!?やったぜ!お前がいればスッゲー戦力になる!!」


人の話を良く聞いてよ!!私は驚いているだけなんですが?
勝手に選手にしないでおくれよ。私はサッカーに対して興味は無いんだよ、ただツナと皆とのスクールライフを取り戻したいだけなんだよ。
そう言って部長を止めさせようとするが時は遅し。部長はチームに戦力が一つ出来たぞ!と大はしゃぎし始めた。
お前はどこぞの小学生か。


「明日の帝国戦も期待してるからな!」
「はい!?」


明日試合なのかよ!?そんなものに私まで巻き込まないでくれよ!!
私は心の中で大絶叫をした。