二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.24 )
- 日時: 2011/07/19 23:12
- 名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)
足が少しふらつくものの、何とかその場に立ち続け乱れた息を何とか整えようとする。突っ込みしすぎで倒れたなんてどんなギャグだよ。
しかしちょっとこのゴーグル少年の態度何かおかしい。何がおかしいと言われたら答えられないけど、何かを狙っている感じがして仕方ない、
私はゴーグル少年の突っ込みどころのない部分を見ようとするが突っ込みどころのない部分が少なすぎるので止める事にした。
というかこの状況、かなりやばい。何とかして他の人を入れてもらわないと。
「円堂君!」
「あれ?あいつ……」
「彼、サッカー部に入ってくれるって!!」
弾んだ声を出してこっちに来る木野さんとその後ろをついてくる一人のメガネ少年。これはもしかしなくても救世主が来た?
私は呆れているような絶望しているようなサッカー部の中、内心で喜んでいた。だってもう限界に近いんだよ、私。
メガネ少年はやたらと自信過剰にわがまま言ってくるが、この際どうでも良いよ。こいつらといる方がずっとが疲れるし。
なんか円堂の言葉にずっこけてるけど、既にずっこけ所満載ですから!!
もうこの試合、メガネ少年に任せて私はベンチにしてもらおう。心の中でそう決めていると突然顧問らしきモシャモシャなおっさんが私達の元にやってきた。
「円堂君、円堂君!どうなっているんですか!?」
「冬海先生。えっと…今壁山がトイレに…」
「もうこれ以上お客様を待たせられませんよ?さっさと……」
「あ、はい!」
せかされるような言葉を発せられ、慌てるように男子達は壁山を探しに走る。
それにしても随分慌ててるな、このモシャモシャナおっさん。ちょっと様子がおかしいけど一体どうして?
首をかしげていると突然肩に感触を感じる。その感触に思わず振り返るとそこにはモシャモシャなおっさんがメガネを光らせていた。
「え?」
「貴方も探しに行きなさい」
はい?私は女子なんですけど!?
女子に男子トイレに入れと言うんですか!?このセクハラ教師、訴えてやろうか?
いくら相手校を待たせてるとは言え、さすがに女子に男子トイレに入れは無い。その変な服のボタン取ってやるぞ。
「沢田も来いよ!」
「あんたらもか!?」
中学生とはいえ、誰一人突っ込まないってどういう事よ!?
男子が女子トイレに入っちゃいけない、女子が男子トイレに入っちゃいけない。これは当たり前の事でしょうが!?
「何で私まで!?」
「オレたち仲間だろ?」
「仲間だからって男子トイレに入りたくないわ!!」
このセクハラサッカー部、なんとかして。絶対にさっさと並盛に帰ってやる。
こんな生活、嫌過ぎる。並盛でダイナマイトに巻き込まれる方がマシだよ。
いや、痛いからマシかは微妙だけど。