二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.8 )
日時: 2011/07/13 22:06
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

「しかし、一体どうしたらサッカー部に会えるの?」


無事転入したのは良いものの、サッカー部にどうやって会うの?私、サッカーに興味無いからあんまし話合わせられないぞ?
さてはて、どうやってサッカー部に関わろうっかなー。
だけど本当にツナや皆に会えないの辛い。猛烈に会いたくてたまらないよ。
そうやってツナや皆に思いをはせているその時だった。


「大丈夫?」

少し高めの女の子の声聞こえてきた。
一体誰なのかと振り向くとヘアピンをした女の子が心配そうに私を見ていた。
一体誰?というか何で彼女は心配そうに私を見てるの?


「別に。そっちこそどうしたの?」
「何か悩んでいたみたいだから、どうしたのかなと」


傍らに人無きが若しを体現したような赤ん坊により、大好きなお兄ちゃんとその仲間達と離れ離れにさせられたら悩みもしますよ。
とはいえこの子が知る由もないし心配してくれたんだからお礼言わないと。


「何でもないよ。ありがとう」
「良かった。私は木野秋、困った事があったら何か言ってね」


京子ちゃんとハルみたいな子だなー。ちょっとこの学校にいても良いかなと思っちゃいましたよ。
木野さんの笑顔に絆されつつも、私は木野さんを見つめ有る事を思う。
彼女ならサッカー部の部長が誰かとかそれとなく聞けるかも。彼女なら何も聞かずにすんなり教えてくれそう。


「あのさ…」
「おい、木野!」
「円堂君」


一体誰だよ、人が話しているときに声をかけてくるなよ。しつけの悪いガキはどこのどいつだ!?
円堂と呼ばれた奴の顔を見るべく、怒りにまかせて勢いよく顔を向ける。
するとそこにはへらっとした顔で笑うバンダナ少年がいた。へらへらしやがって、そのバンダナずり下げてやろうか……。


「もう!今、沢田さんと話してる途中なのよ?」
「そうだったのか?ごめん、木野に沢田」
「……別に良いよ」


相変わらずのへらっとした笑顔に脱力感を覚える。もう、こいつに変な気を回すのは止めよう、疲れるだけだ。
私は二人から身を引き、そのまま二人から離れようとする。しかし、二人の会話に私は衝撃を受けることになる。


「やっぱり試合決まってもグラウンドは貸してくれないみたい。サッカー部なんて負けるに決まってるって」


サッカー部?
もしかして二人はサッカー部の関係者なの?