二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.9 )
日時: 2011/07/14 22:41
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

「もしかしなくても、二人はサッカー部なの?」
「そうだけど…。もしかしてサッカーに興味あるのか!?」
「え?」
「オレは女子だろうと大歓迎だぜ!!サッカーを愛する仲間なら誰でも構わない!!」


お前はロンシャンか!?ただサッカー部なのと聞いただけで興味あると思える思考能力凄いよ!
とはいえマネージャーあたりになって仲良くなるのも良い手だし、マネージャー辺りならなっちゃおうかな……。ちょっとマネージャー募集はしてるのか聞いてみよ。


「ねえ、木野さん。マネージャーは募集してる?」
「マネージャーもしてるよ。もしかして、マネージャーになってくれるの?」
「一応考えてる所……」


サッカーについては良く知らないし、あまり興味無いけどサッカー部と仲良くなりたいからね。そして何とかサッカー部をボンゴレに引き入れて並盛に帰る。
思いっきり人を利用してるじゃないかとか突っ込まれそうだが、死活問題なので問題はない。ツナや皆と離れ離れで後一年数カ月過ごすなんて拷問も良い所だよ。
あくどい事を平然と考えている最中、木野さんが私に笑って声をかけてくれた。しかしこの子、本当に良い笑顔を作るな。


「じゃあ、練習風景見学する?最近は鉄塔広場で練習してるから、町を案内するにも良いだろうし」
「ありがとう」


木野さんの親切に甘え、放課後鉄塔広場に案内してもらう事にした。
さーて、始めるとするか。ボンゴレの勧誘を……。


「何ともまあ、自己主張の激しい鉄塔だね」
「これが稲妻町のシンボルなんだよ」


昼休みに散歩してたら不良に会ってしめてやったとか、トイレに入ったらイケイケねえちゃん達がか弱そうな女の子苛めてたからそっちの少ししめてやったという些細なこと以外、無事に放課後を迎える事が出来た。
そして今私は木野さんに連れられて鉄塔広場の前にいる。
しかし派手な鉄塔だね。いかにもココが稲妻町って主張している感じ。
私だったらこんな恥ずかしい鉄塔のある町に住みたくないけど、ここの人達にはシンボルとして親しまれているようだ。
そんな自分でもあほらしい事を考えていると、上から少年達の声が聞こえてきた。


「青春だねー」
「そう?皆、もうすぐ試合があるから頑張ってるの?」


汗水流しながら練習してるって本当に良いよ。山本君がいたら、オレも野球頑張るぜとか言いそうな光景だね。
まあ、自分からタイヤに当たるのはどうかと思うけど。だからリボーンは引き入れろと言ったのかもしれないけどさ。
彼らの光景に感動したり、引いたりしていると足元にボールが転がってきた。ぼろぼろのサッカーボールに彼らの努力を感じる。


「すまないがこっちに蹴ってくれないか?」


片目を隠したあほな髪長男が私の方を見て、そう言ってきた。牙ちゃめになるから髪の毛切れよと言いたいが、世話を焼くほど仲良くないしそのままボールをける。
しかし、それが衝撃の始まるだった。


「え?」
「何、今の蹴り」


周囲は全員驚き、目を見開いており当人である私も驚きが隠せない。
ボールは目にもとまらぬ速さで髪長男の横をすり抜け、木にめり込んだのだ。
リボーンの修行の効果か?