二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

このまま時が止まればいいのに(ほむら)  ( No.11 )
日時: 2011/07/16 20:33
名前: 空音さくら (ID: vkj9BN7a)


さくら…生きて。
どうして何度やっても貴方を救えないの?
私はこんなに頑張ってるのに、どうして思い通りにならないの?
どうして……っ。

「ほむらちゃん、」
私の名を呼ぶ声。
何度も繰り返してきた。私の—…。

(第一時間軸)
「柚莉さん!!魔法少女って、怖くないんですか?」
「…怖いよ、…でも、魔法少女ってさ、正義の味方、って感じで、いいと思うんだ!たくさんの人を救えるし、あたし。すごくうれしい!」

どうしてそんな輝いていられるの?

「ありがとう。ほむらちゃん。」
「柚莉さん……いかないで…。」
「ワルプルギスの夜は、あたしが絶対に倒すから…安心して」
いかないで。
「…いや、…柚莉さん…っ。逃げよ?…逃げようよ!!」
「ここであたしが逃げたら、たくさんの人が犠牲になる。」
「でも…だからって…死んじゃうんだよ?柚莉さん…」
「あたしがここで逃げて生き残っても、一生生きる屍になると思う。ほむらちゃん。あたし、…貴方とあえてよかった。」

「柚莉さん……!!!」


雨が降る。涙も出る。
柚莉さん。
「君は、さくらに生きててほしいんだろう?」
「え—…?」
「君なら、その素質がある。魔法少女にならないかい?」
「…なれるの?」
「ああ。君は、何を願うかい?」
「……私は、柚莉さんに生きててほしい。私が柚莉さんを守って、…やりなおしたい。彼女を救いたい…」

(第二時間軸)

「ほむらちゃん!」
「柚莉さん…。」
「ほむらちゃんも魔法少女だったなんて、あたし、びっくりしたよ!」
「………。」
「ほむらちゃん?」

「よぉ、アンタが新しくはいった魔法少女かぁ?」
「……。」
「何黙ってんだ?…はむ。…なんとかいえばぁ?」
「佐倉杏子さん…。」
「あぁん?なんでアタシの名前を知ってんのさ。」
「…私は、貴方と戦えない、」
「戦えないダぁ?じゃあどうすんのさ。同じ街に3人も魔法少女はいらないっつーぅの」

時間を戻して、私はやり直す。

ワルプルギスの夜を、倒す—…!!
「………なん…で?……ほむ…ちゃ…っ…助け…て?…」
「柚莉さん!!!?」
「……ぁ…うあああああっ」

なんで?????

(第三時間軸)
「よろしくね、暁美さん」
「あ、…はい!!マミさん」
「二人とも。魔女。来ちゃうよ…っ??」
「ああっ」
「魔法少女コンビ。からチームに変わったわね…。」
「いきましょう!」

「……柚莉さん…暁美さん…っ…頑張って、ワルプルギスの夜を倒して?…ぅ…あああっ」
「「マミさんっ!!!!」」
「一緒に…一緒に戦おう…?」
「うん………」

私は戦う。
今度こそ、さくらを救う—。

時間停止—っ!!
「いまよ、柚莉さん!!!!」
「……」
彼女の笑顔を見たのが、一瞬恐怖に感じた。

だあああんッ、

ソウルジェムは、くだける時に、壮大な爆発を起こす。
彼女は、それをしって…。
彼女が自ら砕いたソウルジェムは、爆発をおこして…。

「なん…で?」
どうして