二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

独りで戦う  ( No.21 )
日時: 2011/07/27 20:16
名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)

「ひくっ……ひくっ……ぅ…うぅ……独りは嫌だよぉ…お母さん…お父さん……柚莉さん……美木さん……うわぁああ!!!」

独り、
「マミさんは、独りぼっちなんかじゃないよ。」
「マミさん!!!」
独り、
「ティロ・フィナーレ!!」「—え?」

あたしって孤独、
魔法少女コンビ、結成したと思ったのに、死んじゃった。
結局、こうなのね—、私は孤独なのね、
「マミさん—、」
「え?………柚莉さん?」
「一緒に、魔女倒そう、って約束したもんね、」
「…覚えててくれたの?」
「うん、行こ」

眩い光に目が見えなくなった。
この光は—、
希望がもてたって、思った。でもね、この希望は絶望の為の段階に過ぎなかった。希望を持たせて、絶望に包まれたら、余計に苦しく感じるでしょう?ね?これも、その段階に過ぎなかったのよ—、

"ワルプルギスの夜"
この魔女のせいで、全ての歯車がいつも狂う。

「……さくらさん…っしっかりして…死なないで…!!」
「…マミ、さん……頑張って…あいつを…倒して…」
「いや……逝かないで…!!」
「マミさんなら、きっと……倒せるよ…」
独り、

結局はさ、運命なんて変えられっこないのよ。私、永久に独りなんだわ。—はは。
「ティロ・フィナーレ!!」
でも、悲しみにくれてちゃいけない。

しゅん、
「—!!?」
後ろから飛んできた矢。
さくら……さん…?
死んでもまだ、応援してくれる仲間がいる。ワルプルギスを倒す前に、死んでしまった仲間の命を、背負っているから—、

「いくわよ!!!」
私は何度でも、戦い続ける。