二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

塾にいった。 ( No.72 )
日時: 2011/08/05 19:53
名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)

「はぁ…………………。」
「どうしたのよ」
「塾、いくことになった。」
「そりゃあ、そうでしょうねあの成績で塾にいかなっ…」
「い い な ァ 成 績 よ く て」
「さくら、貴方怖いわ、」

さくらに両親はいない。
 でも、今は親戚の家で暮らしていて、親戚のおばさんが、
「………塾、いきなさい。」といったらしい。

「でもいきなりなんで?」
「いやぁ、ずっとテストを棚の後ろに隠してたら見つかって」
「………ざまぁ」
「……っ」
「謝るから音も立てずに泣くのはやめて頂戴」

—塾、
「……あら、さくら」
「ほむらちゃん!!!?」
「どうやら塾とは此処のことだったのね、」
「……んー…やったあああっ!!」
「…ちょっ、……さ、さくらっ…!!離れなさい!」

頬を染めるほむら、
「やったよぉ、」
「ま、まぁっ……私もうれしいわ」

—授業はじめる前、
「ええと、新しい教師の、佐藤皆実といいます」
どうやら、クラス替えの日に、さくらはきたようだ。
「今日は、はじめての日なので、人数も少ないことだし自己紹介をしましょうか!」

教室には、全部で9人。
まあ、他のクラスはいっぱいあるから、きっとみんな少人数なのだろう
「ええと、柚莉さくらですっ………んー…成績悪いけど、よろしくお願いします!!!」
「—暁美ほむらです……っ……よろしくおねがいします」
「熊本末明(クマモト ホノカ)ですっ」

—と、自己紹介が終わり。
「先生に質問ですっ!」
ある生徒の発言により、先生への質問コーナーがはじまった。

「はい、鈴木さん。」
「先生は何歳ですか?」
「……………はい、じゃあ三上さん。」
「無視ですか!?ちゃんと答えてくだっ…」
「先生はおいくつですか?」
「んーっと、では熊本さん」
「先生は何年生まれですか?」

気のせいだろうか、先生がだんだん涙目になっていくような。

「じゃ、じゃあ……柚莉……さん…」
「先生って、ゲームとかすきですか?」
「—大好きよっ!!愛してるといってもいいわっ!神よっ!特にTHE・ミックスがおすすめね、あれはとてもはま—、」
「「「「「「「「「…………………」」」」」」」」」

—と、先生はいじめられていたのだった。
「じゃあ、授業はじめるわね!」
クラスで、ええええ、という声がたえない。

「じゃ あ、 さんすう にす る?」
「他の科目でお願いします!」
「このとおりです!」
「すいやせんした!」
「……どうかっ…お慈悲を!!」

—数学になった。