二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

もう、駄目だ。 ( No.86 )
日時: 2011/08/13 21:57
名前: 空音さくら (ID: Pr1SsiXj)

「さようなら、ほむらちゃん—。」
「まどかぁぁぁぁぁぁっ!!!」
さくらは、みんなに忘れ去られた。
 みんなに、忘れ去られて、—消えてしまった。

何度も時間を超えて来たのに、
結果がこれ—?
頑張ってきたのに……そんな、

「もう一度、」
時間を巻き戻すために、時間器具に手をかける。
—私が、繰り返せばくりかえすほど……。

「…………最後の一度だけ。」
がちゃ、と手をかける。

時計の回る音と、
ぐるぐると何かが回る。
道をひたすら走る。

「さくら…………。」
ねえ、貴方を救えないの?
きっと、これで救えるわよね?
「うん」って言ってよ—さくら。

「暁美ほむらです………。」
さくら、貴方を絶対救って見せる、絶対。

≫続く、