二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 妖界ナビ・ルナ×学園アリス ( No.4 )
- 日時: 2011/12/30 11:52
- 名前: 夏蜜柑 (ID: YpJH/4Jm)
02
「なっ…私が馬鹿だって言うの!?」
ルナは、驚き半分、怒り半分で言った。
雪羅は、
「そんなこと誰も言ってないわ」
と言いつつ、言いたげな顔をしている。
ルナは「もうっ」、それだけ言うと怒るのをやめた。
「う〜ん…どうしましょう?」
そう言ったのはスネリ。
確かにこれからどうするかが問題だ。
とりあえず入学できるかやってみるか。
強行突破…はまずない。
「入学できるかやってみる?」
「どうやって?」
上から雪羅、下にルナ。
「まぁ、ここは能力者が集う場所らしいから、」
「それじゃあ、」
「私たちの能力を、」
「「「能力者って言って見せればいいんだ!!」」」
三人の声が重なった。
「でも、もっけは?」
「いいんじゃない?」
ということで、もっけは置き去り。
後で怒られそうだが、竜堂姉妹はそんなの気にしないのであった。
「じゃあ、まず私から、次にスネリ、ルナといった順番ね」
「うん! なんかドキドキしてきた…」
「そうね…」
そうして、まずは雪羅が門の前に立ってこう言った。
「あのー! 試験受けたいんですが!」
ルナは、よくこんなに大きな声で言えるな…と、思ったそうだ。
少し待つと、向こうから誰かが来るのがわかる。
金髪で、なんかチャラいオカマみたいな人。
これだけ言えば学園アリス読者はお分かりだろう。
そう、あのオカマ先生鳴海先生だ。
「えっと…あの。今の声聞こえてました?」
雪羅がいつもとは違う性格で話しかける。
鳴海は、「うんうん。聴こえてたよ」と言った。
雪羅は、「それで、試験受けたいんですけど」と、あっさり言った。
どうしてこんなアッサリいえるのか、それは誰にもわからない。
「ん〜…でもね。能力所持者って確定がないと駄目なんだよね〜。さ、帰・り・な・さ・い?」
鳴海はフェロモンを使ったらしい…が、雪羅は無反応。
「だから、ちゃんと証明しますって。ほら」
雪羅は軽く空中で5回転程度した。
鳴海は、少し驚いた様子だったが、
「う〜ん…上のほうに話してみるね。そこの二人も試験受けたいの?」
鳴海はスネリ、ルナに聞いた。
二人は
「はい! そうなんです」
と言った。
鳴海は納得したらしく、「じゃあ能力を見せてくれる?」と言った。
スネリとルナは顔を見合わせて頷くと、スネリは白猫の姿に戻り、ルナは……顔が瓜二つの雪羅と一瞬で交代してもらって超動体視力を見せた。
ルナはチョーカーを解くわけにはいかないので、こうしたんだとか。
「ん〜…よし。三人ともついて来て?」
三人は言われたとおりに鳴海についていった。