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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン エイリア学園マスターランク ウィンドレス ( No.6 )
- 日時: 2011/07/16 13:02
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
「とにかく私は大丈夫だから、見えてるから!」
「今度は無視か」
「お前、本当に大丈夫なのかよ。それ距離感掴めなくて、試合中ミスるぞ」
「だ、大丈夫だって言ってるでしょ。もう、バーンお花の癖にしつこいな」
「花って……」
怒りにピクッと頬を振るわせるバーンだが、ウィンディーはまったく堪えていないようだ。
「私もやめた方がいいと思うわ。さっき、廊下で三回は転びかけたじゃない」
凛とした声が響く。ウィンドレスの副キャプテン、ラルズだ。ウルビダに引けを取らない位、魅力的な顔立ちをしていた。流れるような黒の長髪に、透き通る白い肌。その中で、赤い瞳が一際目立っている。
「えー、柚のケチ」
ぶーと頬を膨らませるウィンディーは、ウィンドレスのキャプテンである。
さっきまでの威勢から見ると、この幼馴染には頭が上がらないようだ。
「ほら、だからやめた方がいいって言ってんだろ!」
「そうだよ、いつも通りピンを付けた方がいい」
「ピン持ってないもーん」
「ほら、私が持っているわ」
「お、さすがラルズ。よしガゼル、こいつ押さえてろ」
「分かった」
バーンとガゼルがウィンディーの体を押さえ、ラルズは暴れるウィンディーの頭を固定し、器用にピンで前髪を上げる。
「いやだ、いやだ! これお兄ちゃんとお揃いなのにぃー!!」
「あなた、お兄さんとは7年も会ってないじゃない。もうその髪型、してないかも知れないから大丈夫よ」
「ねぇ、なんかオレ達、忘れられてない?」
そう言うグランの言葉に、残りの3人も静かに頷くのであった。
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