二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ____恋愛逃避。[稲妻小説集 リク受付中] ( No.17 )
- 日時: 2011/08/20 20:59
- 名前: アーシェ (ID: gyX.9WMH)
「これでいいかなぁ・・・?」
持っているのはいろとりどりの綺麗な花束
見ていると自分が欲しくなってしまう---だめだよね・・・・
あの子に合ってあの人と会えたんだから、それに私が一番欲しいのは
--------------花束なんかよりずっとずっと温かいもの
小さな花瓶にその花束を指して外を眺めていた
あの人が通らないかなぁ・・なんて思ってもダメかな
静かに扉を開ける音が背後から聞こえた
こんな時間に誰だろう・・・?看護師さんかなぁ?
そう思って振り返ると私は目をまん丸にして驚くのだった
「・・・・月宮」優しく言われると胸が高鳴った
「こ、こんにちは・・・修也君」
そっと近くにあった椅子に座る修也君
「体は大丈夫か?」
「大丈夫です…あの・・今度サッカーの世界大会あるんですよね?」
「あるが・・・よくしってたな」
本当に驚いている。それもそうこれはまだテレビでもいっていない
夕香ちゃんが教えてくれたの、というと納得してくれたた
代表になったことを報告してくれた、絶対世界に行くって
思わずこっちもあ笑顔になる、でも次言われたのは衝撃の言葉だった
「・・・世界に行ったら多分行っときかえって来れなくなる」
自分が言葉を発せずにいるのが分かった
世界に入って欲しいという気持ちと離れたくないっていう気持ちが混じった
でもこれは彼の夢なんだから応援しなくちゃいけない
「そ、うなんですか…もしそうなったら、ううん多分そうなりますね」
「……」
「・・・でもずーっと待ってますから、ずーっと」
その言葉を行った瞬間に赤くなる修也君
あれ?わたしなんかいったっけ・・・?
でももう一度顔見ようと思ったらそっぽを向かれてしまった
おこってるのかな・・・・?
「あの・・修也君?どうしたんですか」
「じゃあその前になんかお前が一番欲しいモノとか買っておくが」
「・・・・え?あの・・・だったら」
「・・・・なんだ?」
「なんでもいいんですよね・・・あの・・・」
「・・・なんでもいいが」
じゃあといってちょっとだけ抱きついてみる
突き放されるかななんて思ったらあったかくて大きな手が
抱きしめ返してくれた
顔が赤くなっているのがわかる
ずっと言いたかった言葉---今なら言える
「私・・・修也君が好きです・・大好きです」
やっぱりだめかなぁ・・・?
そう思ってみると修也君の顔がすぐ横にあった
修也君の口が私の耳に触れそうな位置にある
「きゃっ・・・あの・・・?」
「・・・・俺も夕歌のことが大好きだ」
なんて耳元で甘く囁かれたら私は赤くなるに決まってるじゃないですか
それに車椅子だから逃げられないし
目の前で赤くなっている修也君の顔を見ながら
私はそう思うのだった
(だから顔を近づけないでもう胸がばくばくしていっぱいなんです)